どうも、明太子と申します。
気付いたら2ヶ月近く呟いてないけど辛うじて生きてます。
私事ですが本日30歳の誕生日を迎えまして、遂にここまで来てしまったかと戦々恐々としています。20歳になった頃はぼんやりと「10年後はもうアニメ卒業、もしくは見ても何も感じなくなってたりするのかな」なんて思ったりしていたんですが、バリバリ見てるし感情揺さぶられまくってる自分がいる。
視聴作品数が積み重なってくると新鮮味が減って退屈に感じてきたりしそうなものだが全然そうなっていないわけで、つくづく人間の創造力は無限大なのだなと。ここまで来ると更に10年後の40歳になっても変わらずアニメオタクしてそうな気もしてきたけど、果たしてどうなることやら。
閑話休題。
遅まきながら今期も全て見終わったので感想をまとめていきたいと思います。
そこそこ分量あるので、時間がある時にでも読んで頂けると嬉しいです。
更にコメントとかもらえると跳ねて喜びますので良かったら。
それでは早速振り返っていきましょう。
※下の目次タイトルから各感想に飛べるので、見た作品だけでも読んで頂ければ。
【目次】
3.BIRDIE WING -Golf Girls' Story-
1. サマータイムレンダ
個人的今期No.1はこの作品となりました!
幼馴染・潮の訃報を聞いて故郷へ戻る主人公・慎平という超シリアス展開から始まり、それが事故ではなく他殺かもしれなくて…と不穏な雰囲気で一気に引き込んできた本作。所謂タイムリープものにしては展開が凄まじく早く逆に不安になったぐらいでしたが、そのままの勢いでジェットコースターの如く駆け抜けてくれたかなと(まだ終わってないが)。
この作品の魅力はまず途絶えることのない緊張感。
"影"と呼ばれる謎の生命体が敵として出て来るんだけど、本人にすり替わることが出来る影という特性上、誰がいつ影になっているか分からなくてドキドキしてた。もしかしたら影かもしれないという緊張感が常にあったが為に、各キャラの一挙手一投足に集中することが出来たように思う。
タイムリープにリミットを設けるというのも上手くて、「またループすれば何とかなる」と簡単には思わせないのが緊張感が継続されたポイントだった。
影に関する情報が集まってきてからはある程度恐怖感が落ち着きはしたものの、要所で挟んでくる意味深な台詞には想像力を掻き立てられまくりでワクワクが尽きることが無かった。情報が波のように押し寄せてくるから視聴するのに結構体力使うんだけど、パズルのピースがハマっていく感覚が心地よい。息が止まるぐらい集中して見てしまってて、毎回EDで「ふぅー…」と息を吐きだしてたぐらい。
全体的にテンポ良く進んでたのも濃厚に感じた要因の一つだろうか。影やタイムリープといった謎多き事象に関し、慎平が冷静かつ理解が早くて気持ち良く見れたかなと。
慎平は冷静ながらも感情を爆発させるところもあり、魅力的な主人公だったと思う。俯瞰するという癖は冷静だからではなく、両親を早くに失い感情を押し殺す為の手段として身に付けた悲しい行動なんだろうな…。
メインヒロインである潮も良いキャラしてて、絶望に陥りがちな本作において前向きで明るい彼女の存在は太陽のようで惹かれた。笑いを引き起こしてくれるのも良き。
2クールで完結まで描いてくれるということで何も心配していません。
このまま突っ切ってくれることを期待。
2. かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-(3期)
説明不要の大人気ラブコメ第3弾。
ここまで来ると安定感の塊で、何も心配することなく楽しませてもらっていた。突如無駄に力が入ったラップ回を始めて味変を忘れないところまで隙がない。
改めて藤原書記を中心に愉快なキャラが山盛りでネタが尽きないよなぁと。原作は未読だから間違ってるかもだけど、遊び心満載の絵コンテや緩急激しい声優陣(これはほぼかぐや様だがw)のお陰でギャグが更に強化されているのではなかろうか。
またラブコメのラブについては各人の想いが加速する文化祭編でギアが1段階上がった印象で、会長×かぐやペアは勿論のこと、石上×つばめペアの恋の行方も気になりまくりでドキドキしながら見てた。
何より最終話、遂に成就した白銀とかぐや様の恋模様が素敵過ぎて。何故自分から告白出来ないのか、何故"告らせたい"のか…原点に戻る二人のモノローグは自然と感情移入して見ることが出来たし、かぐや様が抱える不安を打ち消す程に吹き荒れるハートの嵐があまりにもロマンティックで胸がいっぱいになった。そしてそんな白銀の想いの奔流にキスで応えるかぐや様…ここまで来ても告白そのものはしていないにも関わらず、二人の溢れんばかりの想いはこれ以上ないくらい伝わって来て幸福感で満たされた。
初代EDに乗せて思い出の回想シーン見せてくるのも反則級にエモーショナルで、クライマックスに相応しい神回だったと思う。
これで完結でも全然良かった気もするけど、続編製作が決まったそうで。
個人的には石上×ミコのペアを推してるので、4期ではそんな展開になってくれないかなと期待していたりする。
3. BIRDIE WING -Golf Girls' Story-
アングラな賭けゴルフで生計を立てる天才ゴルファー・イヴと、サラブレッドなエリートゴルファー・葵の二人が運命的な出会いを果たすところから始まるゴルフガールズストーリー。
この作品の魅力はまず、型破りなイヴの荒々しいゴルフ。
自らのショットを虹色の弾丸と称して"直撃のブルーバレット"などの技名を叫びながら放つのがそれだけで燃える。何か特別なショットというわけではないんだけど、そのバカバカしさ加減が撃つ瞬間のBGMも相まって自分の中の少年心をくすぐってくるのだ。
手堅いプレイはせずにとにかくホールへ近付けることだけを目指すというプレイスタイルも見てて気持ち良いし、皆が次々とイブの弾丸で撃ち抜かれていく様は爽快だった。
もう1つの魅力は全く異なる世界に生きるイヴと葵の関係性。
二人は出会ったその日から互いのゴルフに惹かれ、隣にいなくても胸の内には常に相手の姿を思い浮かべて"お前(貴方)じゃなければ物足りない"と求め続ける。ペアを組んで共に戦うことになってからも目線の先にいるのはお互いの姿で、唯一無二の好敵手というのに相応しい関係が熱くて好きだった。
かと思えば「百合の花が咲いたっすぅ~!」とおふざけを入れてくるのもこの作品の魅力で、ロケランぶっ放したり、突如義手がぶっ飛んだり、いい意味でおバカなところが笑えて面白かった。
そしてそんなギャグで油断してると、リリィ達との別れ・イヴのようになれなかったローズ・才能に届かず涙を流す部長など、グッとくるエピソードに涙腺を刺激されることもあったりで本当に色々な側面で楽しませてくれる作品だったなと。ナフレス編→学園編で雰囲気はガラリと変わったけど勢いは全く衰えておらず、終始高水準なエンタメだったと思う。
23年1月から2クール目が引き続き放送されるということで非常に楽しみ。
来年もバーディバーディ!(このフレーズの書きたくなる感は異常)
4. アオアシ
弱小サッカー部のエース・青井葦人がユースチームの監督・福田達也からスカウトされるところから物語が始まる、THE・スポ根なサッカーアニメ。
この作品の魅力は主人公・葦人の成長にあると思う。
井の中の蛙であった葦人がユースの世界に飛び込めば当然壁にぶち当たるわけだけれど、葦人"の名の通り考えて、考えて、考え抜いてその壁を乗り越えていく姿がたまらなく熱い。絶望的な状況でも決して諦めずに立ち向かう闘志は見てて血が滾るし、一つずつ新しいことを学んで視野が広がっていくのが気持ちいい。更には全選手の動きを把握する葦人の能力が良いスパイスになっていて、まだまだ未熟な葦人は苦しい場面が続くことも多いんだけど、だからこそここ一番での覚醒シーンに興奮が止まらない。
また葦人だけでなく仲間達も良い奴らばかりで(阿久津除く)、同じ逆境を突破した大友・セレクション組の友情は勿論のこと、最初は溝があった黒田・朝利の昇格組も勝ちたいという思いは一緒で、その歯車が噛み合った瞬間は最高に熱かった。黒田のサムズアップも朝利のハイタッチも、アイコンタクトだけで分かり合えるようになったからこそ、言葉はいらないと無言の賞賛を贈るのが激熱。
あとは葦人を献身的に支えてくれるメインヒロイン・花も非常に魅力的だった。男だらけな本作の紅一点で、出て来る度にテンション上がってしまう。あんな可愛い子がファンになって尽くしてくれる葦人が羨ましい。葦人母とかもそうなんだけど、周囲の人達の温かさが染みまくりで涙が出ることもしばしば…。
他には地味に選手達を指導するコーチ陣も盛り上げに一役買ってくれていて、葦人を成長させるにはどうしたら良いかと思い悩む伊達コーチの描写とか好き。指導者側にも葛藤があることでドラマが重なりより大きいカタルシスが生まれていると思う。
そして2クール目ではまさかの展開が始まり、更に面白さが加速しそうで超楽しみ!引き続き追いかけます。
5. 阿波連さんははかれない
人との距離が"はかれない"阿波連さんと、想像力が豊か過ぎるライドウくんが織り成すラブコメディ。
本作の魅力は絶妙なテンションで繰り出されるシュールギャグ。
初期は距離がはかれない阿波連さんの少し変わった行動にライドウくんがツッコむというスタイルなんだけど、淡々としたライドウくんの「○○じゃね?」のツッコミがどんどん癖になってくるんだよね。一拍置いたテンポがまた味を出してて、自分が心の中で思い浮かべたツッコミをなぞってくれるのが楽しかった。
また常識人ポジかと思われたライドウくんが実はかなりネジ飛んでるのも面白くて、ぶっ飛んだ想像力でライドウワールドが広がっていくのにはかなり笑わせてもらった。ドヤ顔で解説し始めた瞬間から失敗フラグ立ってるのもツボだったし、表情一つ変えずにやってるのがこれまたシュールで笑いを誘う。
あはれ語録が尽きない桃原先生など脇を固めるキャラも変人祭りでなかなかカオスな空間だった。だいぶおかしなところに出現する大城さんに誰もツッコまなかったり、細かいところでもシュールさに溢れてて自分好みだった。
そしてそんなシュールさを持っていながら、後半はラブコメのラブの部分をしっかりと描き切ってくれたのもポイント高い。話が進むに連れて恋する乙女の顔を見せる阿波連さんにはニヤニヤさせられたし、キャンプの告白騒動で結果を敢えて見せず最後に明かすのはドキドキさせられて上手い構成だったなと。また二人の恋愛模様だけではなく、それを見守り寂しさと喜びが入り混じった涙を流す大城さんにはグッときた。
何にせよ最後にバッチリ決めて終わってくれたので非常に満足。
自信を持って良作と言える作品だったと思う。
6. SPY×FAMILY
父はスパイ、母は殺し屋、娘は人の心を読む超能力者という一風変わった疑似家族を中心に描かれるホームコメディ。
一番の魅力は自由奔放に動き回る超能力娘・アーニャの存在。
舌足らずで独特な喋り方がまず面白くて癖になるし、心を読める(けど周りには言えない)ことで生まれる笑いがツボだった。
またアーニャ含め隠し事をそれぞれ秘めている疑似家族という設定も相まって、時折見せるアーニャの真っ直ぐな子供らしさがより際立つのも良かったかなと。
とにかく魅力的なキャラだったので、メイン回は満足度高めだった。魅力を120%引き出すCV:種崎さんの仕事ぶりも申し分なし。
あと基本はコメディなんだけど、疑似家族ものとしての温かさを見せてくれるのも好みだった。特に任務を通じて子育てや家族の触れ合いを経験していくロイドの姿は正に父親そのもので見所。次の瞬間には崩れ去ってしまうかもしれない危うい疑似家族、言うなれば偽物の関係な三人だけど、その中で育まれる絆は確かに本物なのが素敵。
キャラで言うとダミアンも好きだった。もう完全に堕ちてるチョロさも然ることながら、アーニャのステラの功績は素直に認める漢気を見せてくれたりするのが好印象。地味に取り巻き二人もダミアン本人のことを見て評価してるのが良いよね。
気になった点としてはロイドとアーニャに比べるとヨルさんのキャラが弱めなところだろうか。殺し屋設定がほぼ怪力ぐらいの要素にしかなってないのがやや物足りない。ただここはあまり掘り下げてもバイオレンスな感じになってテイスト変わっちゃうから今ぐらいの方が正解なのかも。
もう一点、2クール目も決まってるが故なのか若干引き延ばしたように感じる回(5話のご褒美回、10話のドッジ回)が見てて引っ掛かった。ある程度人気が予想されるから詰める必要が無いってことなんだろうけど。
最後にチラ見せした犬は今後レギュラーメンバーになるのだろうか?分割2クール目も引き続き楽しみにしています。
7. ヒーラーガール
歌で病気やケガを治す第3の医学・音声医学、これを担う一人前のヒーラーを目指して日々励む見習いヒーラー3人組の物語。
本作の魅力は音声医学が存在するという独特な世界観。
歌で癒して治す斬新な設定はそれだけで魅力的だったし、通常医療と共存していたりで世界観が意外と作り込まれていたのが好印象。ミュージカルが随所に組み込まれているのも楽しく、視聴当初は挑戦的な作風に期待を高めていた。
それ故に少し惜しいと感じたのは、この作品じゃなくても出来るようなエピソードが散見されたこと。例えば葵さん回とか単話で見たら悪くないんだけど、ヒーラーガールらしさは怜美のミュージカルぐらいなもので話の本筋としては弱く感じてしまった。文化祭とかも楽しさはあったんだけどモヤモヤを抱えながら見てたのも本音。まぁ自分の求めてるものと作品の見せたいものが一致していなかっただけだとは思う。
一方、本作のもう一つの魅力として活き活きとしたアニメーション&テンポの良い会話があって、こちらは終始衰えることが無かったのが作品を支えていたかなと。かな・怜美・響+ソニアの小気味よい掛け合いは心地よく、何やってても大体楽しめちゃうのは明確に強みだった。
あとテーマにもなってる歌は本当に医療効果があると錯覚するぐらいパワーを感じたのは勿論のこと、歌ってる時のイメージ映像がそれを強く後押ししていて、どんなことが起こっているのか映像面からも伝わってくるのが新鮮で面白かった。
色々やれそうなポテンシャルからするともう一伸び欲しかったところだけど、十分に楽しめたと思う。こういうオリアニが出てくれると嬉しいね。
渋谷に転生した諸葛孔明が駆け出しのシンガーソングライター・月見英子と出会い、軍師として支え駆け上がっていく…という話。
この作品の魅力は何と言っても英子の歌。
孔明が軍師として策を巡らせ裏をかく気持ち良さは勿論あるんだけど、それ以上に最後の最後は英子の歌自体の魅力に帰結する構成が良かった。孔明の策はあくまで歌を聴いてもらうキッカケで、歌声を聴いた瞬間に観客達は魅了される。小賢しい策との対比が良く効いていて、皆が騙されて良かったと思える、理屈じゃない歌の力強さを感じる作品だったかなと。
声優と歌唱を分けていたのもナイスで、”空気が変わった”ことを強調するのに一役買っていた。もちろん単純な歌唱力としても素晴らしく、作中の反応に納得出来るクオリティだったのが好印象。
気になったのは中盤スローペースというか、英子+孔明のサクセス物語がナリを潜めてややパワーダウンしたこと。というのもKABEくんの扱いが尺を取った割にイマイチというか、英子との絡みが薄くてカタルシスに欠けた印象。旧友・ささっちょの応援ラップとかは結構好きなシーンなんだけどね。上手く韻を踏めてはない、でもだからこそストレートな気持ちが乗ったラップにはグッときた。
逆に七海の方は展開自体に目新しさこそないものの、最終話に向けて順当に盛り上げていってくれたので満足。何としてでもAZALEAを人気にさせてやるという唐澤Pの熱が本物なのが好きだった。
全体としてはそこまで入れ込んで見ていたわけではないんだけど、締め方が綺麗だったので視聴後の感覚としては悪くなかった。もしまた続きをやるなら見たい。
9. ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)
メンバー紹介の側面も強かった1期を経て何を見せてくれるのかと楽しみにしていたんだけど、個人的には不満が残るシーズンだった。
※以下批評成分多めの為、読みたくない人は飛ばすの推奨。
2期の構成は大きく3つあって、まずはユニット結成について。虹の特徴であるソロアイドルを崩す選択という時点で懐疑的でイマイチ入り込めず。普通のアイドルアニメなら何も疑問には思わないが、かつての経験から個を選んだ虹がユニットを結成するのはもっと重たいことなんじゃないかと。個と個のぶつかり合いというスタンスのDiverDivaは辛うじてまだ分かるが、他2つはもう結論ありきで組んでない?って感じだった。
もう1つは新メンバー、嵐珠・栞子・ミアの加入について。好きな気持ちがあれば誰でもウェルカムな同好会という場所が、一歩踏み出せない彼女達を受け入れること自体は違和感無かった。各楽曲が個性に富んでたのもグッド。
引っ掛かったのは嵐珠の描写で、ソロアイドルとしてやっていくと宣言するのに対して2話の「本当のことを言ってないんじゃないか」ってエスパーかよと。加入直前で嵐珠本人から明かされてようやく本当の気持ちが分かるレベルなのに、周囲が気持ちを決め付けて動いてるように感じたというか。そもそも同好会はやりたいことがそれぞれ違っていても良いというスタンスのはずが、引き留めて仲間に入れようとするのは腑に落ちなかった。嵐珠が最初からもうちょっと"無理して拒絶してる感"を出してくれていれば良かったんだけど、嵐珠のソロステージが圧倒的なパフォーマンスとして描かれ続けたのも違和感に拍車をかけてて、嵐珠の孤高のソロアイドルとしての在り方が否定されるようなものに感じられなかった。
他にも侑の即日作曲とか最終話でいきなりスポットライト当てられて語り出したりとかもそうなんだけど、2期は「そうはならんやろ」と言いたくなる勢い重視で強引な展開が少し目立っていた印象。ラブライブシリーズとして見れば全く問題ないが、虹は毛色が違って丁寧なイメージだったので、それが崩れていく感覚があって残念。
ただ構成要素3点目、トキメキを与えられる側から与える側へと変わっていく侑の物語に関しては良かったと思う。元々ファン(=視聴者)の分身でもある侑(you)がアイドル達に貰ったトキメキを胸に走り、「次はあなたの番」で締めるのは視聴者へのメッセージとして分かりやすかったかなと(侑を通じて既に描かれていたので最後明言しなくても良かったぐらい)。
にしても2期は扱うメンバーが増えた故か個々の掘り下げが減って全体的に薄味になっていたような気がする。個人よりも同好会という団体としての在り方が主で、深くは切り込まず表面をサラりと撫でてくるみたいな。歩夢や璃奈の成長など要所では熱くなるシーンもあったものの、心を大きく揺さぶられるシーンが少なかった。
他の人の感想とか見てると声優ライブ再現等のコアなファンが喜ぶ仕掛けが色々されてたり、アプリ版では扱い酷いキャラがまともになってて嬉しいとかあったんだけど、逆にアニメ視聴のみの自分としては温度差を感じてしまった。アニメとして違和感ある作りではないのでそれ単体では置いてけぼりにはならないものの、コアなファンを大切にしてファンの為に作られてるアニメという印象だった(別に悪くはないが)。
1期は結構好きで期待してた分の反動で長くなってしまったけど、感じたことは以上です。好きな人ごめんなさい。
10. ダイの大冒険7k
7クール目のお気に入りは第77話のノヴァ回。
勝てないと分かっていても皆の心に勇気を与える為に命を賭して闘う、紛れもなく勇者といっていいノヴァの勇姿には涙を流さずにはいられなかった…いつの間にこんなカッコいい漢になっちまったんだ。
ただ他の回で正直特筆するようなものはなかったかな。
vsバーンが目の前に控えてながら引き延ばされてる感があってどうしても身が入りにくい。やられたはずのキャラが実は生きてたシリーズも多用されると驚きが少なくなっていくので、過去キャラに頼らず今ここにいる主人公達の生き様で魅せて欲しいところ。
しかし原作既読だけど展開全然覚えてないんだよな…決着までまだまだ長かったかな?
11. 盾の勇者の成り上がり(2期)
霊亀討伐編・異世界編が軸な2期だが、どちらも(特に霊亀編)盛り上がりに欠けた印象。
要因としてはまず敵の魅力が不足していたんじゃないかなと。
霊亀は物言わぬ亀が相手では戦闘シーン自体がイマイチ熱くなれず、しかもそれがダラダラと長く続いて間延びしていた気がする。またキョウに関してはCV:木村良平の煽り演技がハマってたのは良かったものの、敵としては小者臭が凄まじくてこちらも微妙。
あとオストとの別離をクライマックスかのように描かれていたけど、個人的にはそこまで思い入れのあるキャラになっていなかったので、作中の反応と温度差を感じてしまっていた。あたかも今までずっと一緒に旅してきたメンバーぐらいの扱いになってたけどそんなに?って感じだった。
更に言うならそもそも1期で盾の勇者の不遇っぷりやらその中でもギラついて逞しく生き抜く尚文が好きだった自分としては、2期で周囲からの信頼がMAXになって成り上がり要素が消滅していたのがパワーダウンを感じた要因かも。
一応良かった点も挙げておくなら、ロリタリアが復活したことかな!最終話でも再登場したし、需要を分かっていらっしゃる。…とまぁ冗談はさておき、二人を結ぶ奴隷紋が消えても絆は切れない再会シーンとかはグッときたし(再会時の尚文の感極まった表情が良い)、リーシアの成長なんかは見所だったかなと。
ただ全体としてはパッとしないシーズンであったことは否めず、3期がずっと前から決まってるけど正直見るの迷うレベル。頑張って欲しいところだが…
12. シャドウバースF(2期)
シャドバはリリース初期から今もなおプレイしている人間なので、見ないわけにはいかないよねと。
懐かしのカードが活躍してるだけである程度楽しめるのが本作の強み。山上に賭ける勝ちに行くプレイからのカースドソルジャーで締めとかおじさん大歓喜。他にも既存カードを武装させて新規フォロワーにしてみたり、潜伏盤面ロックから逆転とか渋いプレイングで魅せてくれたりと戦闘が工夫されてるのが好印象。
主人公のライトは1期のヒイロに天然さを加えた感じでちょっとズレてるところが面白い。後は可愛いキャラが出てくれれば満足なので、ツバサ先輩の今後のデレっぷりに期待してる。
【総評】
以上、計12作品となりました。
個人的段階別評価はこんな感じ(気持ち左右差あり)。
S(歴代上位) :該当無し
A+(クール最上位):サマレン かぐや様 バディゴル アオアシ 阿波連さん SPY ヒーラーガール
A(クール上位) :パリピ孔明 虹ヶ咲
B+(中の上) :該当無し
B(中) :盾勇者 シャドバ
圧倒的に飛び抜けた作品こそ無かったものの、見てるのはほぼA+で質の高いクールだったかなと(振り返るとちょっと採点甘い気もするが)。バディゴルやヒーラーガールといったオリアニ陣も頑張ってくれてたのが嬉しい。
見れてない作品で言うとフォロワーさんの評価が軒並み高かったダンスールは内容的にも好みそうで気になってる。どこかで時間作って見たいところ。
また評価の元となる各話点数表はこちら。
BEST回はかぐや様の最終話。感想で書いたので詳細は割愛するけど、見終わった後の充足感が半端なかった。
アオアシ5話もボロボロに泣いたからどっちか迷ったものの、作品のクライマックスでもある点を踏まえてこちらを選出。
感想は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
夏アニメは例の如くまだ見れてませんが、リコリコがとんでもなく人気なのだけはとりあえず分かってる。逆張りオタクになりそうなレベルで流行ってるけど、多分どうせ好きになるから楽しみにしてます。
それではまたの機会に。