アニメ沼

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沼の底からアニメの感想をお届けします。

It's MyGO!!!!! 10話感想

 

色々と見所の多い回で全て語っているとキリが無いので、そよの感情変化に焦点を当てて少しだけ。

 

これまでのそよを振り返ると、家族からの愛情を充分に受けられず、初めての居場所になったCRYCHICは理不尽に解散…まだ終わっていないと縋りつきたくなる気持ちも分かるというもの。また舞台装置としてMyGOメンバーを見ており、愛音も楽奈もいらないと言う。裏返すとMyGOに自分の居場所は無いと思っていたはずだ。

 

それを今回、燈がひっくり返した。

 

燈からすればそよには裏切られたような気持ちも当然あるだろう(事実9話ラストでは真実を知って絶望していた)。

でもそれ以上に、燈はそよを"迷子"と称した。それは 詩超絆の歌詞にも表れている。

 

"昨日を握ったまま ズキズキ震えてる 痛い程伝わるから 君を離れない"

 

CRYCHICを引き摺ってるそよの辛さに寄り添いながら、ずっと一緒にいたいと真っ直ぐに伝えてくるのだ。

 

そりゃあ泣くよ。

居場所を失くした(と思い込んでいた)迷子のそよにとって、こんなにも嬉しい言葉は他にないのだから。

もしかすると、平常時の冷静な言葉だったら心は動かなかったかもしれない。

 

 

でも今回は違う。他でもない、心の叫びである燈の歌を通して伝えられたからこそこんなにも響いたのだろう。

身体の向きも完全にそよの方を向いていて、想いを届けたいという燈の意志が明確に感じられるのが素晴らしい。

 

 

想いが通じて今まで堪えてきた感情が決壊したように泣きじゃくるそよに、見てるこちらも涙を禁じえなかった…泣き顔の表情がまた良いんだ。

 

しかし最終話でもいいぐらいの回をやってしまって残りどうするんだろう。もう祥子や睦の掘り下げはないのだろうか。

百合豚的には赤丸急上昇中の愛音×そよ(素)を強めでお願いしたい。何でもしますから…!

 

 

 

祥子に怒られたので今日はこの辺で。

それではまた。