
皆様、お久し振りでございます。
気付いたらすっかり年の瀬になってしまいましたが、元気でお過ごしでしょうか?
最近はというと、前回記載した通り8月に引越をしまして、しばらくは落ち着かない生活をしていました。恥ずかしながらこれまでの人生で自炊をしたことがない人間だったので、外食頼みになる可能性も考えていたのですが、思った以上に料理が楽しく、意外にも毎食自炊をしています。料理本なんかも買っちゃって、次は何を作ろうかとワクワクしながら毎日を過ごせているのは嬉しい限り(最初の内だけかもしれませんが…w)。
ただ一方で、まだ慣れていないことも相まって、買い出しから後片付けまで含めると時間がかかってしまうのは避けられず、アニメ視聴は思うように捗らずといったところでした。ある程度の種類の料理を作り終えたら、スピードメニューの習得にシフトしていくことを考えている今日この頃。
閑話休題。
とそんなこんなで遅まきながら夏アニメを全て見終わったので、感想をまとめていきたいと思います。
…書き間違いではありません。夏と言ったら夏なんです。あー暑い暑い。
視聴本数が多くなっていつも以上に分量あるので、年末年始の暇潰しにでも読んでもらえると嬉しいです!
更にコメントとかもらえると跳ねて喜びますので良かったら。
それでは早速振り返っていきましょう。
※下の目次タイトルから各感想に飛べるので、見た作品だけでも読んで頂ければ。
【目次】
6.わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)
8.Dr.STONE SCIENCE FUTURE(4期2クール目)
1. うたごえはミルフィーユ

歌うことは大好きだが極度の人見知り・嬉歌が、部長の愛莉から勧誘されてアカペラ部に入部するところから始まるオリジナルアニメ。
本作の魅力はまず題材となっているアカペラ。美しいハーモニーに聞き惚れてしまうのは勿論のこと、メンバー同士で声を合わせることの難しさや楽しさといったアカペラの醍醐味が、初心者である嬉歌を通じて伝わってくるのが良かった。また"歌と歌で手を繋ぐ"、"誰かが少しズレでも合わせてあげたらハーモニーになる"とあった通り、アカペラにとって大切な考えはそのまま部員同士の関わり方にも表れていて、相手に寄り添い調和していく様は心が温まった。その姿勢が特に顕著だったのは主人公の嬉歌で、自分の好きじゃないところを褒められても嬉しくないとか、簡単にわかるって言って欲しくないとか、全然できてないものに拍手を貰いたくない等々…相手が内に秘めた想いを、まるで自分のことのように真剣に考えて、考え抜いて、その上で歩み寄ってくれる。結が「一挙手一投足を見守って理解しようとしてくれてた」と嬉歌の声を評していたけれど、それは嬉歌の在り方そのもので、真摯に向き合ってくれる姿には何度も心を打たれた。変化を恐れる愛莉と変化しようとしている玲音の問題についても1年組全員でどうすべきか話し合っていたりと、仲間のことを本気で想ってくれている温かさが好きだった。
キャラで言うと熊ちゃんは外せなくて、低音ボイスが好きになれなくて自分のことが嫌いだった彼女が、アカペラでは武器になると受け入れられて涙を流すシーンにはこちらも涙を禁じ得なかった。上手くライブができなかった悔しさをバネに一緒に変わろうと潤に告げるところもお気に入りで、髪型を潤のようにデコ出しスタイルにすることで"一緒に"感が増しているのと、普段隠している片目も合わせて正面から潤を捉えることで、"ちゃんと宮崎さんのこと見てたよ"に説得力&意志の強さを感じられるのがまた良い。他にも大人ぶってる玲音に対して、「伝わらないです…言葉にしないと」「ぶつかって傷付けたらごめんで良いじゃないですか…!」と、涙ながらに思いの丈をぶつけるシーンもウルウルきてしまったし、熊ちゃん絡みは涙腺緩みまくり。
自分の下手さに気付き、ちゃんと反省して諦めずに泥臭く藻掻く潤はカッコ良くて好きだし、ストイックでありながらも自身の歪みに自覚的な結も不器用なだけで良い子だし、キャラに愛着を持てたのが大きかったように思う。ペアで見ても、単体でも笑える超ド級ネガティブな嬉歌と基本語気が強い結の組み合わせは面白さが加速していたし、ネガティブコンビの嬉歌と熊ちゃんは、2人のやり取りからしか得られない栄養があったように思う。
ストーリー的な面では学校でのライブステージを軸にしっかりと山谷を作ってカタルシスを得られた点が良かった。ラストも地域のクリスマスイベントでのライブで締めと、決して華やかではない結末だったけれど、そこがまた良い味を出してるというか、部活として記録に残るような活動ではなくても、6人の記憶にはきっと残り続けて、年を重ねて素敵な思い出話になるんだろうなと思えた。この瞬間しかない煌めきでもあり、ずっと紡がれていく輝きでもあり…そんな等身大の青春を描き切ってくれて感動。
惜しかった点を敢えてあげるのであれば、映像面での見せ場はほぼ無かったところ。アカペラなんだから歌で勝負と言われればそうだけど、アニメーション的な見映えは抑えめだったかなと。あと+1話して玲音の掘り下げがもうちょっと追加されるとより良かったと思う。
全10話と短いながらも完成度が高く、丁寧な人間ドラマには心を動かされまくりだった。前期の前橋ウィッチーズと似た魅力を感じる作品で、こちらも自分の好みド真ん中。どちらか片方しか見てない人にはもう片方をオススメしたい。
2. タコピーの原罪

本作の魅力は、可愛らしいタコピーの見た目とは裏腹にショッキングな展開の数々。イジメを受けたしずかが自殺してしまうところから始まり、間髪入れずに加害者側のまりなを殺してしまうのは衝撃的で、苦しいんだけど先が気になって食い入るように見ていた。メイン3人の家庭環境がどれも劣悪で、思わず息が詰まるような心の痛みが伝わってくる凄みがあったし、イジメ描写とかもそうなんだけど、純粋なタコピーという存在がいることによって、凄惨さがより強く浮き彫りになっていたように思う(イジメ描写は迫力重視でややリアルさが欠けていた気もするが)。
また精神が壊れてしまったしまったしずかと、手を貸してしまう東くんが共に取り返しのつかない破滅の道へと進んでいく緊張感が半端なくて、もうハラハラしっぱなし。
そして物語は進み、「原罪」とは何だったのかが言及されるわけだけれど、あまりにも救いの無い結末に、「どうすればよかったの」と、どうしようも無かったじゃないかというしずかの悲痛な叫びには胸が張り裂けそうになった。あとそれに対するタコピーの回答が「わかんないッピ…」だったのが結構凄いというか、純粋無垢にハッピーを連呼していたタコピーはもういなくて、皆の置かれた状況を経験して理解した結果、どうすればいいかわからなくなってしまう。簡単に明確な正解を出して解決できるような問題ではないという結論は真摯に向き合っているように感じたし、ただそれじゃあどうしようもないのかと言うとそんな絶望的な終わりではなくて、タコピーの善意が最終的には二人を結ぶのが良かったと思う。ご都合主義と言われればそうだけど、タコピーが幸福を願っていたのは本当だし、願う方も願われる方も、希望を捨てないで欲しいというメッセージにも感じた。あと本作は毒親揃いだったこともあり。今後もし親になることがあれば、当たり前だけど子供のことをちゃんと見て愛情を注いであげないといけないなとも思ったり。
全6話と短いながらも、圧倒的な内容の濃さで鮮烈に記憶に残る作品だった。
3. よふかしのうた(2期)

2期の見所は、まず謎に包まれていたナズナの過去を掘り下げていくところ。人間だった頃の記憶が無いというナズナが忘れているものは何なのか?という軸があり、興味を引き続けてくれたのがグッド。特に唐突に別れを告げられた挙句、自分の恋した相手の子供を託されたカブラの脳が焼き切れるような絶望は本当に辛かった。自分を置いていったハルやナズナに対する憎悪もありながら、ナズナに対して芽生えた愛情もあるという複雑過ぎるキャラ造形が秀逸で、感情移入しまくりだった。ハルを真似してタバコを吸ってもやっぱりハルの気持ちはわからないというビターな締めも美しく、5話はお気に入り。
そしてもう1つの見所は餡子とのドラマで、吸血鬼を容赦なく殺しかねない冷徹さから常に緊張感を漂わせてくれていたのが良かったのは勿論のこと、特筆すべきは執念じみた行動に隠された背景。何故あそこまで吸血鬼を恨むようになったのかが語られるわけだけど、餡子が抱える寂しさにはクるものがあったし、それが解消されたかと思った瞬間に急転直下のショッキングな展開は衝撃的で、こんなの見たらもう餡子のことを狂人とは思えないよっていう。キャラのイメージを180度変えてきたのは凄い。何が辛いって、父の弱点がライターになっていた(=人間時代に思い入れのあるものだった)のと、そんな父の眼鏡とライターを今も肌身離さず持っていて、お互いに愛情があったはずなのに壊されてしまったのがあまりにも悲劇的でさ…だからこそ、そんな餡子のことを殺したくないと涙を流すナズナにも共感できて切なかった。事が決着してからは酔いどれ姿を曝け出したり、子供のように泣きじゃくったり(無言で子供をあやすように背中を優しく叩いてあげるコウくんがまたイケメン)と色んな顔を見せてくれて、今シーズンの主役だった。種々の感情を見事に表現してくれたCV:沢城みゆきにも感謝したい。
あと救いが無いかと思われた状況でも、ナズナを泣かせまい、笑っていて欲しいと助けに来るコウくんのヒーローっぷりがバチバチに決まっててカッコ良かったのと、感謝と愛おしさが溢れ出したかのように衝動的なキスをしちゃうのがまたたまらなくて。「…あんがと」ってはにかみ笑顔を見せるところまで完璧でお気に入りのワンシーン。
1期とは若干テイストが変わってシリアスなシーズンだったけど、カブラと餡子の両名共に壮絶な過去で見応え抜群だった。完結まで放送してくれることに期待したい。
4. 瑠璃の宝石

キラキラしたものが好きなJK・瑠璃が、鉱物学を専攻する大学院生・凪と出会い、一緒に鉱物採集をすることになるところから始まる物語。
本作の魅力は、まず鉱石採集という新鮮な題材。様々な石がどこでどのように出来るのか、それをどう辿っていくのかを丁寧に解説してくれるんだけど、どれも知識欲を掻き立ててくるから蘊蓄を聞くのが楽しかった。瑠璃という知識ゼロのキャラが主人公に配置されることで、色々なことがどんどんわかっていく楽しさを共有できたのも良かったと思う。
また自然の広大さを感じさせてくれるのも魅力で、一見何の変哲もないように見える石だったとしても、姿を変え、場所を変え、何千・何万年もの時を経て今目の前にあるという壮大な語り口には熱くなったし、得られた事実からその先へと想いを馳せることでどこまでも世界が広がっていくのは興奮した。雄大さや高揚を感じさせてくれる劇伴も良い仕事をしていて、スタジオバインド印の美麗な作画も相まって聴覚と視覚の両面から満足感を与えてくれていた。
あと本作は研究に対する描きがめちゃくちゃ良くて、効率化はしても手抜きはせず地道に事実を積み重ねていくところとか、「何故?」と疑問を抱き仮説を立てて検証していくところとか、得られた結果に満足せず要因となる"その先"を追求することで更なる結果を得るところとか、どれも研究者にとって非常に重要なマインドで、キラキラした宝石にただ喜んでいただけの瑠璃が、一歩ずつ成長して研究者になっていくのは感慨深かった。自分自身も現在は研究開発職に就いてるから、仕事に置き換えても通ずるものがありまくりで、研究者たるものかくあるべきと感心してしまう程。なんなら瑠璃ちゃん部下に欲しいぐらい、可愛いし(事案)。
最終話も、1つの楽しいが終わっても次の楽しいに目を向けることで、新たな世界が拡がっていくという、これまでの瑠璃の経験でもあり、本作のテーマである時の経過と共に形を変えていく石とも繋がるようなメッセージで締めてくれたのが納得感あって良かった。目には見えないはずの無数の流れ星が瑠璃には見えるようになった演出がまた素晴らしくて、"知る"ことの楽しさを表現するのにこれ以上のものはないと思う。見た目は可愛い美少女揃いだけど内容的には「チ。」に近いところもあり、そりゃ好きになるわけだなと。
想定よりも着地が美しく、ビシッと締めてくれたので後味の良さも申し分なかった。完成度が高くてクセもないので、今期だとこれが一番オススメ。
5. ぷにるはかわいいスライム(2期)

2期になってもタイトル通り本当に可愛いぷにるが、色んな姿に変身してわちゃわちゃしてるのは相変わらず楽しくて、ぷにるの「ぷにゃー!」とか「プニシシシ」といったリアクションも好き過ぎてニマニマしながら観ていた。ギャグ的には21話の芸術回が全体的にキレキレで笑えて好き。
2期の変化点としては新たに投入された新キャラ・ジュレ。コタローを巡ってぷにると対立する立ち位置のキャラで恋愛バトル的な面白さがあるのは勿論のこと、特筆すべきは人工スライムでありながらもホビーを子供騙しの偽物と称して人間になろうとしている点。ホビーであることを受け入れていたぷにるとは対照的で、この関係を軸に「ホビーであるぷにるが人間であるコタローと共にいられるのか」が掘り下げられるのが2期の見所。
ホビーは人が年を経るに従って新しく取って変えられ、最後には卒業して捨てられる…そんな身に覚えがあり過ぎるホビー観には思わず「確かに」と頷いてしまったし、だからこそ自分もそうなるのではないかと不安になってしまうぷにるの気持ちには痛いほど共感できた。そんな絶望の未来に対して、「ずっとコタローと一緒にいたい」という純粋な想いを涙ながらに叫ぶぷにるには涙が止まらなかったし、コタローはコタローでずっと一緒にいてくれたぷにるを想って涙を流すもんだから、あまりにも最高の友達過ぎてこっちも涙腺緩みまくり。かと思えば感動的なはずのコタローに付着したスライムカスからの復活シーンでは「過去最高最悪に汚いボクでーす!!」で笑わせてくれるのも本作らしくて大好き。
結果的には盲目的なごっこ遊びになっていたジュレについては若さ故の過ちで、「人間だって一生かけても完璧な人間になることはないというのに」と、失敗と成長を肯定してくれる描きだったのも素敵。…いやホントにこの作品コロコロで連載されてるの?アイデンティティの描きもそうだけど深過ぎない?
そしてラストは皆大好き変身バンクからの懐かしな1期OP+これまでの回想で締めと、完璧過ぎる出来映えに自然と拍手していた。良い作品見るとこうなる。
今のところ続編発表はないけど、本当に好きな作品だからまたいつか続きを見れたら嬉しいな。
6. わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

本作の魅力はまず主人公・れな子のキャラクター。必死に高校デビューをして陽キャのフリをしているんだけど、中身は自己肯定感が低過ぎる陰キャなのが面白くて、「紫陽花さんと比べたら、私の信頼度なんて置き引き常習犯並だよね」とか「(自分が入ったら)写真の平均点が下がる」とか屈折した自信の無さからくるキレのある台詞には笑わせてもらった。そんな感じのキャラだから押しの強いヒロイン達に振り回されて動揺しまくってるのも見てて楽しかったし、「性の匂いが凄いもん!!」とかもそうなんだけど、いちいち発言が面白いんだよね。
もう一つの大きな魅力は、無自覚天然タラシな主人公・れな子を中心としたガールズラブ。あくまで「友達」であろうとするれな子に対して、恋人になろうとして猛アタックを仕掛けてくる真唯を筆頭に、真唯に一矢報いるべく期間限定で恋人関係になろうとしてくる紗月、純粋にれな子に惹かれていく乙女な紫陽花さんと周囲が友達のままではいさせてくれないドタバタコメディ的な面白さがあった。また一生懸命に良い友達であろうとするれな子の優しさが、無自覚にもヒロイン達の心を射止めていくのがニヤけ度高くて、れな子が悪いんだよと言われてもおかしくない主人公ムーブが楽しかった。
あと基本的にはコメディなんだけど、紫陽花さんの恋心については丁寧に描かれていたのが印象的で、れな子に天使と呼ばれていた紫陽花さんが逆にれな子のことを天使のように感じていたところはグッときたし、ずっと自分の気持ちを出さないようにしてきたからこその葛藤には胸が締め付けられたし、真唯に背中を押されて(恋のライバル以上に友人としてそう出来る真唯も素敵)れな子へ想いを打ち明けるシーンは感動的だった。ただの良い子じゃない側面を沢山見せてくれた二人旅は紫陽花さんに魅了されまくりで、誘惑したり甘えたりしてくるところはニヤけ過ぎて顔の形変わってた。
そして最後はまさかまさかの紫陽花さんの告白にOKで返すれな子で締めと、衝撃的な展開で先が気になり過ぎる。意外ではあったものの、確かにこうなる方が絶対面白いよなと感心してしまった。このままだと生殺しだけど、映画で続編が製作されているようで一安心。期待して配信を待ちたいと思います。
7. CITY

あらゐけいいち×京アニの「日常」コンビが帰って来たということで。
本作の魅力はCITYの個性的な住人達が絡み合うギャグで、シンプルに愉快なことをしでかしてくれるのが面白いのは勿論のこと、それらが同時進行的に発生したりして、連鎖していくことで収集のつかないカオスな空間になっていくのが楽しかった。なんというかもうCITY全体が笑いに包まれているような、日常を描いているのにお祭りのようなアニメだったように思う。全員参加のCITYレースとか、最終話のミュージカルとかが楽しく感じられたのもそうなんだけど、CITY住人に愛着が湧いていたんだろうな。
キャラで言うと、ちゃんみおの魂を受け継いだかのようなツッコミっぷりを見せてくれたにーくらが好き。あははははーとマイペースに笑ってるわこも好き。息ぴったりなノリだけの適当会話を繰り広げるまつり&えっちゃんコンビも大好き。つまるところ皆好き。
最後までバカをやり続けて笑わせてくれたことに加え、どこか温かさも感じられる素敵な作品だった。
8. Dr.STONE SCIENCE FUTURE(4期)

猛追跡をかけてくるスタンリーとの攻防がメインの今シーズン。
船を壊してバイクをその場でクラフトしたり、石化装置を活かしてステルス感を作ったりなサバイバル感がまず良かったのと、相変わらず敵味方共に一歩も譲らないハイレベルな駆け引きを繰り広げてくれるから退屈しなかった。また全ての始まりでもある石化装置の謎に迫るシーズンだったわけだけど、想像以上に大規模な石化装置の山はそれだけで唆るものがあったし、Dr.STONEというタイトルにも絡めた、全人類をもう一度石化してから復活するという大胆な作戦には大興奮。
そして何より特筆すべきは、全てを託されたスイカの孤軍奮闘。誰にも頼ることが出来ない孤独からくる慟哭や切ない台詞の数々には胸が張り裂ける想いだったし、そんな絶望的な状況でも、かつて一人で生き抜いてみせた千空を思い出し、何度失敗しても諦めず懸命に挑戦し続ける姿には涙が零れた。で復活した千空の台詞がまたさ…「お役に立つじゃねーか、スイカ」「たった七年か…早かったな」と、一切驚かずに信頼と賞賛の言葉で返してくれるのが男前過ぎるし、スイカの辛さをわかってくれているからこそのめちゃくちゃ優しい声色にボロボロと涙が零れてしまった。
最終シーズンも2026年に放送決定ということで楽しみ。次の舞台は月といよいよくるところまできた本作だけど、もう何も心配していないので首を長くして待っています。
9. 薫る花は凛と咲く

本作の魅力はまず天真爛漫なメインヒロイン・薫子。美味しそうにケーキを頬張る姿から始まり、朗らかな笑顔、包み込んでくれるような優しさ、照れてしまう女の子の一面とどれも魅力的で、凛太郎が惹かれていくのに共感できたのが良かった。
登場人物達の純粋さも魅力で、どのキャラも優しさと温かさに満ちていて、友情方面然り、恋愛方面然り、自身の想いを素直に伝える姿には心が洗われた。たまに見ててこっぱずかしくなる時もあるんだけど、それぐらいピュアなところが本作の味だと思う。
あと特筆すべきは凛太郎と薫子の恋愛模様。相手のことをもっと知りたい、笑った顔が見ていたい、一緒にいる時間が終わって欲しくない…そんな肥大化していく恋心には共感できたし、何より素晴らしかったのは12話の告白シーン。想いが溢れて思わず漏れ出てしまった「好きです」がたまらなくて、自身を制御できない衝動的な感情の発露はこれぞまさしく恋だよなと。こういうの大好き侍。
そして畳み掛けるように13話で薫子視点が掘り下げられ、どのようにして凛太郎に惹かれていったのかを見せてくれたのが最高で、恋する乙女の胸の高鳴りがこちらにまで伝わってきてキュンキュンしまくりだった。こういうの大好き侍。侍のバーゲンセール。
最終話までは薫子が惚れる理由付けがちょっと弱く感じてたんだけど、ちゃんとそこも開示されたという点でも満足度が高くて、非常に後味の良い締め方だったと思う。
序盤の底辺男子校とお嬢様学校の対立話は正直内容薄くて、ずっとこれが軸になるならしんどいかもと思ってたんだけど、恋愛方面に舵を切り出してからは安定感抜群でした。面白かったです。
10. 彼女、お借りします(4期)

舞台をハワイアンズに移した今シーズンの魅力は、秘密を知る者と知らない者が入り乱れる旅行というカオスな状況で、特に遂に牙を剥き始めた麻美ちゃんの猛攻には何度「ひぇっ…」となったかわからない。悠木碧の底冷えするような低音ボイスがまた合ってるんだよな。完全にヒールと化していて感情移入はできないんだけど、物語の進行上の刺激としては悪くなかったかなと。嘘から始まった関係性が終わりを迎えてしまうのかという緊張感が常にあって、フックとして効いていたのはグッド。
恋愛面でいうと、嘘を本当にしようと告白を決意してどんどんアタックを仕掛ける和也は漢気あって良かったと思うんだけど、水原がそれを察しつつ避け続けるのが、応えると物語が終わってしまうという作為的な理由にしか感じられないのがマイナス。いやまぁ大人の事情なのはわかるんだけど、そこに納得感を持たせて欲しいというか、流石にそろそろ引き延ばし感が強くなってきて厳しくなっているようには思う。
続編が2026年に放送決定ということでひとまず続きが見られることには安心しつつ、好きな作品故に有終の美を飾って欲しい(原作はまだ続いてるみたいだから望み薄だけど…)。
11. フードコートで、また明日

見た目だけは清楚なお嬢様だけどお喋りな和田と、見た目は完全にギャルだけどダウナー気味な山本の、何でもない日常を描くアニメ。
本作の魅力は二人の会話で、本当にただフードコートで駄弁っているだけなんだけど、「聞いて聞いて!」と矢継ぎ早に話題を展開していく和田と、それを適当なノリで流す山本の空気感が心地良くて、不思議と見れてしまう。「(乳首の読み方が)なんでちちくびじゃないの!?」「おー今日も元気じゃん」みたいな。
あと和田が結構嫉妬深かったり、山本は山本で素っ気ない感じなのに時折ストレートに想いを伝えてきたりと、お互いがお互いのことを大好きなのが伝わってくるのが百合ポイント高くて、ニヤニヤしながら見れたのが良かった。
全6話と短いながらも、別れが名残惜しくなる素敵な作品でした。
12. キミとアイドルプリキュア(3クール目)

3クール目で印象的なのはまずうたとお婆ちゃんとの思い出回。決め台詞の「キラッキランラン」が、お婆ちゃんがショボッボボンボンな気持ちになった時は歌で元気づけてあげるという素敵な由来だったことに胸が温かくなったし、お婆ちゃんがいつか悲しむことになるうたにも笑顔で歌っていて欲しいという想いもまた温かくて、ハートフルなドラマにほっこり。
お次はメロロン封印回。プリルンと一緒に居続ける未来を封印していた切ない決意にグッときたし、皆との素敵な未来を望むようになったからこそ封印されてしまうのは胸が締め付けられた。そして何より、ずっと素直になれなかったメロロンが、かつて自らが発した"光と闇は溶け会わない"という壁を打ち破り、「皆と一緒にいたい」という強い想いを叫ぶ姿は感動的で涙を禁じ得なかった。2クール目の感想でメロロンの封印が有耶無耶になってるとか見当違いなことを書いていた自分が恥ずかしい。あとデレ期に入ってからのメロロンは可愛さが一層増してて困る。
最後はカイトさんとうたの遊園地デート回。皆に追及されて照れまくったり、「また会いたい」、"カイトさんに笑っていて欲しい"と恋する乙女の表情を見せるうたは可愛さが天元突破してて、こころちゃんじゃなくても心キュンキュンしちゃう。ラストのカイトさんとのやり取りは、一連のうたの表情がどれも魅力的でアニメーション的にお気に入り。37話で「私、カイトさんには笑っていて欲しいです」とはにかみ笑顔で告げるシーンもめちゃ可愛かったけど、気持ちが明らかになってきた二人の関係が今後どうなるかも気になるところ。
そしていよいよ次の4クール目でラストということで、初プリキュア民としては緊張している。ここまででも充分楽しませてもらっているけど、どのような結末を迎えるのか、しっかりと見届けていきたい。
13. 怪獣8号(2期)

怪獣8号であることが露呈して拘束されるも、何とか処罰を免れたところから始まる2ndシーズン。早々に身バレしたから失速を危惧していたんだけど、全然そんなことはなかった。
本作は隊員同士の信頼関係が魅力で、暴走してしまうかもしれない恐れから変身できないカフカに対して、私達防衛隊を舐めるなと、何があっても何とかしてやるからビビってんじゃねぇと発破かけてくれるキコルはカッコ良かった。他にもレノに嫉妬してしまいながらも、そんな不甲斐ない自分を叱咤してレノを助けにいく伊春とかも熱くて、そんな伊春のことを"…やっぱり凄いな"とレノが称するのがまた…お互いがお互いを光だと思ってる関係大好き委員会の会長としてはイチオシのシーン。あと幼馴染のミナと二人きりで思い出を語り合うところも印象的で、圧倒的に強くなって遠い存在になってしまったかのように思えたミナの口から、「変わってなかったよ」と、幼い日から支え続けられてきたカフカのヒーロー性は変わらずそこにあると告げてくれるのは嬉しかったし、誓い合った約束を忘れてなかったこともグッときたし、かと思えば無理をして笑うところも変わってないのは切なくて、そんなカフカを自分が守らなければと決意するのが素敵だった。
変身する度に怪獣8号に身体が浸食されていき、自分がどうすべきか葛藤するカフカも見所。自分の力で強くなりたいけれど、それでは皆を守れない辛い現実も、変身を続けると自分でいられなくなる恐怖も、全て受け入れた上で「8号になって闘います」と決意することで、仲間を想う熱い闘志がどれほど強いか伝わってくるのが良かった。そんなカフカに、リスクを顧みず変身したことを感謝する保科副隊長もイケメン過ぎて惚れるんだよな。その後も自分の力に自信を持てないカフカの研鑽の日々を見抜いて、「お前強なったな」とカフカ自身の頑張りを褒めてくれるし、いつも欲しい時に欲しい言葉をくれるこの人になら心臓を捧げられる。
あと識別怪獣をベースにして作られたナンバーズの活躍が厨二心をくすぐってくれるのも嬉しいポイント。怪獣10号尻尾と自身の双剣で敵を次々に薙ぎ倒していく保科副隊長とかカッコ良過ぎて惚れる。
ラストは絶対絶命のピンチを打開すべく怪獣8号出撃で終わりと、盛り上がって来たところでぶつ切りされたのは残念。続報なかったけど、流石にやってくれるよね・・・?
14. アン・シャーリー(2クール目)

2クール目の見所はアンの結婚相手を巡る騒動。すっかり好青年に成長したギルバートのアプローチを躱しに躱すだけでなく、あろうことか他の男・ロイヤルに惚れてしまい、かと思えば引っ張りに引っ張った上でプロポーズを断るというとんでもい悪女ムーブをかますもんだから笑ってしまった。男性陣気の毒過ぎる。
と言いつつ、ずっとアンを愛し続けたギルバートの一途っぷりがカッコ良くてグッときたのと、そんな苦労っぷりを見てきたもんだから、紆余曲折を経て2人が結ばれるのは感慨深いものがあった。
他に印象的なエピソードとしては山彦荘に住むラヴェンダーのロマンス。元は愛し合っていた男女がすれ違ってしまい、運命的な再会をして結ばれる…一見美談に思える話を、息子であるポールが「ずっと大好きだよ」と、たとえ父が再婚しても母のことは忘れないと誓うのが切なかった。
ルビーとの別れもインパクトあったけど、マシュウとかと比べちゃうと流石に思い入れが不足してて、そこまで心を揺さぶられはしなかったかな。
あと2期から出て来た大学の同級生・フィリパがホントに良い友人で、アンの行動を一度は糾弾しつつも、アンの辛さに寄り添ってくれるのが素敵で好きだった。
アンの成長が本作の魅力と1クール目で書いたけど、人生の歩みを描いてきた終着点として、ギルバートとの結婚で締めるのがとにもかくにも後味が良くて満足。
15. TO BE HERO X(2クール目)

前期同様、各編に一言コメントを添えるスタイルで。
【ロリ編】
見た目の可愛さ(からくる信頼値による影響)を乗り越えるために専用のバトルスーツを作って戦う発想が納得感あって良かったのと、メカニックらしいユニークな武器での戦いが見応えあった。戦場に送り込まれた武器で即攻撃は男のロマン。ヒーローごっこをしているわけではなく真のヒーローだと、ロリの真剣さを汲んでくれるノノが好き。
【黙殺編】
どう見てもストーカーになってたり、喋れないが故に色々と勘違いされる黙殺さんが笑えて面白かった。コメディしつつ、娘のノノをとにかく大切にしていたのが良くて、娘のことばかり綴られた手帳で想いが伝わるのが素敵。
【リトル・ビッグジョニー編】
リトルジョニー編といいつつ、コメディ担当と化した黙殺さんや父を失い激昂するロリの方が印象深い。混戦状態に挿入歌と共に現れて制圧するクイーンの風格が凄まじくて興奮した。この辺見てる時はナイスが何でこんなことしているんだ?という困惑がありモヤモヤしてた。
【梁龍編】
Xとスマイルが良い飲み友達で微笑ましかったのと、それ故に別れることになるのは切なかった。最期の瞬間まで微笑みを絶やさないのがまた辛くて…。
【トラ編】
たった1人でも、信じてくれるシンヤ―のために覚醒するトラが熱かった。魂電編もそうだけど、本作の信頼値が1に増える演出好きなんだよな。皆の信頼こそ得られれば犬であってもヒーローに成りあがっていくのも本作らしいユニークさで良い。ただ操り人形と化し、失敗に失敗を重ねて縋るナイスがあまりにもカッコ悪くて、ナイスの株がストップ安。物語の始まりであるナイス自殺の真相へと繋がること自体は興奮する展開なんだけど、絶望に至るその過程が残念過ぎた。
【X編】
悠々と歩き、最低限の動きと指パッチン能力で全てをいなしていくXがとんでもなくスタイリッシュにキまってて痺れまくり。アニメ絵と3DCGを使い分けることで、次元を超越する圧倒的な強さが存分に表現されていたと思う。ただトーナメント戦開幕で終わりと、結局何も物語が閉じてないまま締められてしまって不完全燃焼感が半端ない。
総括としては、各編自体は楽しめたものの、この後も普通に続きそうなぐらい、俺たたですらない最終話でモヤモヤが残ってしまったのは残念。あの始まりからしたらリンリンの活躍がもっと見たかったし、ナイスがもうちょっと感情移入できるキャラであって欲しかった。続きあったら面白く出来る題材だとは思うから、続編に期待したい。
16. ウィッチウォッチ(2クール目)

修行中の魔女でもあり幼馴染でもあるニコと、鬼の力を持つ守仁を中心としたマジカルコメディの第2クール。
ギャグアニメの継続枠&キャラも吸血鬼のミハルが追加されたぐらいなので特に語るところもないんだけど、ツボだったのはパン語会話回。中盤以降はもはや何を言ってるのかわからないのに勢いで押し切ってるのが好き。あとはマニア魂(ビーダマニア、厄介デニムオタク)やプロデュース魂(youtuberデビュー)に火がつく守仁関連は安定して楽しめた。他にも喋りまでおじさん構文の来夢は新しくて笑った。
あと地味にケイゴと音夢の関係性が進展したのはラブコメ的には美味しくてグッド。ED「月と私のかくれんぼ」がシンプルに好きなこともあり、二人のこれまでに焦点を当てた20話の特殊EDも好き(特殊EDの出来自体は静止画の主張強過ぎて若干やっつけ感あった気もするが)。
ニコ(witch)をただ守るだけでなく成長を見守る(watch)という綺麗なタイトル回収で締めと構成が美しかったお陰で、見終わった後の満足度が高かった。貴重なギャグ作品なので、またいつの日か会える日を期待したい。
17. その着せ替え人形は恋をする(2期)

ボクっ娘レイヤー・あまねとの出会い、文化祭でのミスコンコスプレ、ホラゲー棺コスプレ等を軸に贈る2ndシーズン。
相も変わらずリアクション豊かなヒロイン・海夢は見ているだけで楽しく、五条くんの言動に勘違いして、"今から全部するってこと…!?"ドキドキして照れまくるところとかも可愛くてニヤニヤさせてもらった。"ダメだった時が、怖い…"と今までみたいに軽いノリで告白できなくなっちゃってるところも含めて乙女全開で、普段はグイグイ来る海夢からすると奥手な行動なんだけど、そのギャップが純情っぷりを際立たせていて良かったと思う。
ただストーリー的には物足りなさを感じることがあって、文化祭編なんか特に顕著だったけど、クラスメイトは誰もバカにせず応援してくれるし、これといったトラブルもなく事が順調に進み過ぎてて味気ないというか、もう少し山谷があって欲しかった。五条くんも理想の彼氏なんだけど、理想の彼氏"過ぎる"ように感じる側面もあって、リアルさに欠けている分、心を揺さぶられることも必然的に少なくなっている感じ。優しい世界なのは1期からもそうだし、それが本作の味でもあると思うけど、自分の好みからはやはり少し外れるかなと。
18. 青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない

TV→映画と来て再びTVに戻ってきた青春ブタ野郎シリーズ。原作既読のため各エピソード別で簡潔に感想をば。
・迷えるシンガー(卯月)
いつも明るく元気に振る舞る卯月がステージに立てなくなった時、代わりに引っ張ってあげられない自身の不甲斐なさに涙しながら奮起するのどかが素敵だったのと、スイートパレットの皆で武道館に行きたいという絆を感じられたのが良かった。「今こそ空気を読めよ、づっきー」がそれまでの展開とかかったバッチリの決め台詞で好き。
・ナイチンゲール(赤城)
正義感が強過ぎるが故に、咲太を救えなかった自責の念に駆られ続けてきた赤城。優しい心の持ち主である彼女の苦悩には共感できたし、「どうすれば何も出来なかった自分を忘れられる?」に対するアンサーが、"時が癒してくれる"なのが良くて、2つの世界を行き来するファンタジーを扱っているからこそ、現実的な着地がより映えるものになっていて、ある意味シビアではありつつもきっと立ち直っていけるだろうと感じられるのが好き。
・マイスチューデント(姫路)
麻衣さんにラブラブっぷりを見せつけられて粉々にされる姫路さんが見てて辛かった。JK相手に容赦ないなと思いつつ、麻衣さんからしたらちょっとはお灸を据えたくなるかとも思う。
・サンタクロース(寧々)
これまで意味深な存在感を見せていてミニスカサンタと霧島透子の正体に迫る謎多きエピソードであり、麻衣の身に危険が及ぶかもしれない緊張感も相まって見応えがあった。どの回でも言えるけど、本作は気になるフックや引きを随所に散りばめるのが上手いなと改めて感じた。あと縋るような表情と声で「こっちを見て」と言う寧々がめちゃくちゃ切なくて胸が締め付けられた。この辺はアニメの良さだなと。逆にサンタクロース大量発生は映像で見るとシュールで笑った。
そして再び舞台を劇場版に移して続きをやるそうで。完結までちゃんとやり切ってくれるのは嬉しいけど、映画館まで足を運ぶ元気は無いのでアマプラ待ち。というか原作をまだ最後まで読めてないのでそっちを先に読んでおかないと…社会人になってから小説読む時間確保できてないのがネック。
19. ダンダダン(2期)

2期という名の分割2クール目。
順に振り返っていくとまずはvsモンゴリアンデスワーム…かと思えば邪視や鬼頭家が加わり、味方は味方で星子・シャコ星人・人体模型も参戦とカオスな混戦っぷりを楽しめた一方、それ故にややグダった感は否めなかったかなと。生きてて良かったと涙を見せるモモはヒロイン度高くてキュンときたんだけどね。
水がかかると変身する可愛くないらんまこと邪視との決着については、登場から8話かけた割にアッサリでバランスが悪いように感じた。制御不能なキャラの加入という観点で賑やかなドタバタ感が増したのはグッド。
あと忘れてはいけない、というか忘れられないのはキモオタの金太さん。シャアが来るを口ずさみながら俊敏な動きを披露する強烈な登場から始まり、勘違いした下ネタ連呼から、菩薩νガンダム出撃と中々の暴れっぶりで爪痕を残してくれた。ガンダムだけかと思いきや、往年のスーパーロボット技連打までやり始めたのには流石に笑ってしまった。
最後は怪獣の中にいた謎の美少女とオカルンのキスで締めと、更にカオスになっていきそうな予感。3期も製作決定したということで、引き続き追いかけます。
20. Turkey!

部活ものの中でも見たことないボウリングというニッチな題材のアニメが始まったと思いきや、突如戦国時代へタイムスリップし始める衝撃展開で度胆を抜いてきたオリジナルアニメ。
本作の魅力は、一見トンチキ作品ながらも各キャラに焦点を当てた人間ドラマなところ。居場所を求めているのにどうしたら良いかわからない不器用な利奈、嫌な奴ぶっちゃうけど根は良い子な希、死生観の違いで葛藤する優しいさゆり、自由に夢を追いかけて家を出て行った父を寂しく思いながらも応援する気持ちもあった七瀬と、パーソナルな部分に触れながら掘り下げてくれることでキャラの好感度が上がったのが良かった。居場所が無くて皆に助けられた利奈が、忌み子で似た境遇の朱火に歩み寄ったりと後の展開にも活かされていて、意外にも丁寧な話運びだったように思う。
一方、終盤の展開については引っ掛かるところがあって、戸倉家を助けたい気持ちはまぁわかるけど、一度現代に戻って来たのに再び戦国時代へ戻るのはあまりにもリスキー過ぎて、リアルさを欠いているように感じた。散々過去に干渉してはいけないと言っていたメンバーの選択とも思えないし、楽観的過ぎて筋が通ってない。あと寿桃が実はタイムスリップしていて…というのもさも感動的なように描いていたけど、残された戸倉家のことを思うと複雑な気持ちだった。
とまぁラストが精彩を欠いた印象は拭えないけど、ボウリング×戦国時代というどこから着想したのか全くわからない組み合わせが生み出すシュールさもあり、どんな話になっていくのか予測不能な楽しみがあった。オリジナルアニメはこれぐらい攻めた内容が良い。
21. おそ松さん(4期)

シリーズもののギャグアニメということで特に語ることも無いんだけど、ギャグの勢いやキレが随分と落ちてしまっていたように感じた。
総集編でも触れられていたが、「2期は悪ノリを重ねた結果、批難の声が増えた」、「4期はテイストを変えた」等とあった通り、3期まではもうちょっと攻めた内容だったと思う。4期から監督が変わった影響なのかはわからないけど、そもそもの笑いを仕掛けてる量が減ってしまっているような気がしてて、とりあえず6つ子達が見れれば満足できる層でもなければ物足りなく感じてしまうかなと。あと「時代が変わって出来ることが減って」とか、「大丈夫かな、皆楽しいかな」とか、昨今のコンプラのせいですよと暗にキャラに言わせてたのもちょっと頂けない。
と言いつつ笑えたところも時々はあって、お気に入りは3話の角刈り回。市松の散髪失敗に対する笑いを我慢できないクズさと、次々に角刈りが増えていくバカさが面白かった。あとは2羽3羽と増えていく、ドロドロ過ぎる鶴の恩返し回も発想が新しくて笑えた。最後にあーあー言いながらもちゃんと恩返ししてるのもツボ。
やろうと思えばいつまででも作れるタイプの作品だけど、今度やるなら振り切ったものを作って欲しい。
22(番外). 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ

逮捕された6人の集団が、突如暴走しだした惑星間走行列車「ミルキー☆サブウェイ」に閉じ込められてしまうところから始まる、1話3分半×12話でサクッと見れるショートアニメ。
リアルトーンの小気味よい会話劇がベースにありつつ、その中で笑いどころだったり、オチだったり、次の話への引きだったりと物語の体をなしているのが見事で、短いながらも確かな満足感があった。最終話も挿入歌に音ハメしてくるのが単純に気持ち良かったことに加え、誰にも感謝されることがなかったカートとマックスに「ありがとう」の言葉が刺さったり、アカネがカナタを信じて託したりと、ストーリー的な積み重ねまで感じられたのはお見事と言う他ない。ボリューム的には普通のアニメならせいぜい2話分程度のはずなのに、ちゃんと1作品見切った感があった。
ギュッと濃縮されたエンタメでスイスイ見れるのでオススメしたい。
【総評】
以上、計21(+1)作品となりました。自分の中では近年稀に見る多さ。
個人的段階別評価はこんな感じです(気持ち左右差あり)。
S(歴代上位) : うたミル
A+(クール最上位): タコピー よふかし 瑠璃 ぷにる > わたなれ CITY
A(クール上位) : Dr.STONE 薫る花 かのかり > フドあす キミプリ 怪獣8号
B+(中の上) : アン TOBEHERO ウィッチウォッチ 着せ恋 > 青ブタ ダンダダン
B(中) : Turkey
C(中の下) : おそ松
TOP10に新規枠が6で内3つがTOP4と、本数が多い中でも新しい出会いが多く実りあるシーズンでした。
また評価の元となる各話点数表はこちら。

ベストエピソードはDr.STONE SCIENCE FUTURE 第23話「ひとりぼっちのサイエンティスト」でした。スイカの奮闘と成長に涙。
感想は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
秋アニメは例に漏れず全く見れていないので、いつも通り皆様の感想を参考にさせて頂きながらチェックしていきます。何やら不作という文字を多くTLで見かけた気がするので、本数絞って遅れを取り戻そうかなと。次回の総括も既に大幅に遅れることが確定していますが、引き続きお付き合い頂けると幸いです。
そして年末ということで締めの挨拶を。
今年も大変お世話になりました。すっかり周回遅れの視聴になっていますが、それ故に皆さんの感想は非常にあてにさせてもらっています。感謝。
来年もマイペースにやっていくので、引き続きよろしくお願い致します。
それでは皆さんよいお年を。

















































































