アニメ沼

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沼の底からアニメの感想をお届けします。

2023年夏アニメ総括感想

 

 

 



 

お久し振りでございます。

気付いたら1ヶ月以上アニメ感想呟いていませんでしたが、生きてます。

 

遅まきながら今期も全て見終わったので感想をまとめていきたいと思います。
そこそこ分量あるので、時間がある時にでも読んでもらえると嬉しいです!
気軽にコメントとかもらえると跳ねて喜びますので良かったら。

 

それでは早速振り返っていきましょう!

※下の目次タイトルから各感想に飛べるので、見た作品だけでも読んで頂ければ。

 

 

【目次】

1.BanG Dream! It's MyGO!!!!!

2.呪術廻戦 懐玉・玉折(2期)

3.彼女、お借りします(3期)

4.蒼穹のファフナー THE BEYOND(3期)

5.好きな子がめがねを忘れた

6.AIの遺電子

7.るろうに剣心

8.無職転生(2期)

9.わたしの幸せな結婚

10.アンデッドガール・マーダーファルス

11.シャドウバースF(5クール目)

総評

 

 

 

1. BanG Dream! It's MyGO!!!!!

 

リアルな人間の感情を描くガールズバンドアニメ(公式)。今期の個人的No1はこの作品となりました。

まず初めに言っておきたいのは、バンドリシーズを題しているが基本独立してるのでこれまでのを見て無くても全然大丈夫です。自分もバンドリは初代の1期しか見てないので、シリーズ見てないのを理由に避けてる方は一度見てみることをオススメします。

本作の魅力は人間臭い登場人物達が剥き出しの感情をぶつけ合うところで、1話開始3分のギスギスしたやり取りで一気に惹き込まれていったのが懐かしい。『ドロドロ、ぐちゃぐちゃ。それでも。』というキャッチコピー通りメンバー達はすれ違いやいがみ合いを繰り返すんだけど、そこでは等身大の感情が描かれている。迷って、ぶつかり合って、傷だらけになって、"それでも"懸命に生きる彼女達の姿を見てるとこちらもどんどん感情移入してしまう。主要5人はハッキリ言って色々と難アリなところもあるんだけど、そういう不完全さを持ち合わせているからこそ愛おしく感じられた。

あと本作で好きなのは失敗を、過程を肯定してくれるところ。1話の「またダメにならないように頑張れば良くない?」から始まり、「迷子でもいい、迷子でも進め!」で終わるところまで一貫してテーマになっており、転んでしまった人に手を差し伸べて絆創膏を貼ってくれるような温かさが根底にあった。ギスギスしていると評されることも多いけれど、一癖も二癖もある彼女達を受け入れてくれる懐の広さも含めて本当に温かい作品だったように思う。

ストーリー面に触れておくと、序盤は前バンド・CRYCHIC解散という大きな気になるイベントを軸に展開させつつ、そよさんが感情を爆発させた7話から緊張度が一気に増して目が離せなくなった。というか最後まで見てから改めて7話を見ると祥子の涙が一層辛くて…本当はこの手を離したくなかったのに、もう自分の手の届かないところにいるのをまざまざと見せつけられるの切な過ぎる。他の回もそうなんだけど、祥子に注目してもう一周すると色々と発見があってまた違った趣があるんだよな。そして修復不可能に思われた関係も、全ての始まりでもある燈が紡ぐ言葉で、心の叫びで、MyGOという一つの形を成していくのは納得感あって良かった。

キャラも本当に魅力的で皆好きなんだけど、特に一番迷子だったそよさんには心を動かされまくりだった。復帰後の絶妙な感情も解像度高くて、本作は表情表現が凄く良いのも相まって共感してしまう。お調子者な愛音との絡み好き過ぎるから無限にして欲しい。剥き出しの自分を受け入れられるようになったラストもグッとくるものがあり、これまでの経緯を思うと感慨深いものがあった。

最終話ではこれまであまり触れてこられなかった祥子にも焦点が当たり、そのまま続編発表があって嬉しい限り。祥子は勿論のこと睦の心の内も気になるところなので、更なる感情のぶつかり合いが見れることに期待したい。というか祥子と睦は頼むから幸せになってくれ…。

 

 

2. 呪術廻戦 懐玉・玉折(2期)

 

大人気シリーズとなった呪術廻戦の2ndシーズンで、夏クールは過去編である懐玉・玉折と渋谷事変の触りといった構成。

まず懐玉・玉折について、これがべらぼうに良かった。本作は五条悟の最強っぷりが魅力の一つなんだけど、常に冷静な五条がまだ"青かった"時代が描かれることで、彼の人間的な部分が垣間見えることとなった。全て思い通りに出来そうな力を持っている五条悟がどうにも出来なかった夏油傑という存在…夏油の絶望も、それを止められない五条の歯痒さも痛い程伝わってきたし、爽やかなOPとのギャップがまたクるんだよなぁ。劇場版で結末を知ってるから尚の事切ないものがあった。

渋谷事変についてはまだ始まったばかりというところだけど、やはり心奪われるのは五条の無双っぷり。特級呪霊が束になっても敵わない、常に相手の予想を超えていく戦いには興奮するなという方が無理というもの。無量空処からの殲滅とか表現難しかったんじゃないかと思うけど、目にも止まらぬ速さで行われたことが伝わってくる迫真の映像で素晴らしかった。またそれだけじゃなくて(偽)夏油との再会で心が揺れるところも味があって、脳裏を駆け巡る夏油との思い出が、魂が、目の前の存在を否定する…五条にとっての夏油は何者にも代えがたく、"今でも青が棲んでいる"のだなと。五条は過去編を経て一層魅力的なキャラになってて、そういう意味でもやっぱ最強だよこの人。

と言いつつ第2クールは虎杖達の活躍も見れそうでそちらの方も楽しみ。引き続き追いかけます。

 

 

3. 彼女、お借りします(3期)

 

ダメダメ大学生・和也と色々な彼女達が織り成す大人気ラブコメ第3期。

3期は「千鶴が出演する映画を小百合婆ちゃんに見せるべくクラファンでの映画製作に挑む」というストーリーの軸がハッキリしていたので見やすい構成だったかなと。2期で片鱗を見せ始めていた和也の頼もしさが更に1ランク上がり、逆に千鶴は弱さを持った女の子の側面を見せるようになった。そんな千鶴のことをただ好きだという気持ちでは足りず、支えたい、守りたいという愛おしさが溢れる和也には共感しまくりだったし、そんな和也のお陰で悲しみを乗り越えられた千鶴を見てるとこちらまで幸せな気持ちで満たされた。自分は和也が千鶴のことを"君"と呼ぶシーンが好きで、レンタル彼女である水原だけじゃなくて普段の一ノ瀬も含めた全ての"君"へ向けられているようで、その想いの大きさに泣きそうになる。

恋愛面でも千鶴のメインヒロイン力は相変わらず圧倒的で、"好きじゃなくもない"なんて台詞が出たり、二人の旅行では意識しまくりで寝れなかったり、自然と楽しそうに和也のことを語ったり…ちょっと不本意さを滲ませながらも確実に惹かれている言動の数々には存分にニヤニヤさせてもらった。

ただ3期はちょっと引っ掛かった点もいくつかあって、クラファン編前半の映画作りについては割とすんなり進行して2期終了時の期待値は越えなかったのが正直なところ(小百合婆ちゃんとのエピソードは盛り返してくれたが)。またストーリーの軸が千鶴に固定されたことで他ヒロインの影がかなり薄くなってしまったのも仕方ないとは言え少し寂しい気がした。特に麻美ちゃんとかほぼ出番無かったし…最後は思わせぶりだったけど今後何かしでかしてくれるのだろうか。あと文字演出自体は前からあったけど、方針が変わったのか今期は相当過剰だったと思う。

そして今期から登場したみにちゃんについては賑やか&楽しいキャラで、ギャグ成分を補充してくれる貴重な存在だったかなと。ただ中々一歩踏み込めない二人を強引に近付ける起爆剤として機能していた一方で、外から関係性を明示するのは自覚していく過程が大好き侍としては若干野暮な気もしたり。

とまぁお気に入りのシリーズなだけに気になるところもあったんだけど、後半、特に最終回がかなり刺さったので最終的な満足度は高め。4期発表は無かったけど、また来年か再来年の夏に絶対やってくれると信じてます。というかやって下さいお願いします。

 

 

4. 蒼穹のファフナー THE BEYOND(3期)

 

1期からすると約20年続くファフナーシリーズの完結編。

主人公が転生した子供の総士というまさかの新章ながら、見終わってみるとファフナーを完結させるにはこの存在が不可欠だったのかなと。ファフナーと言えば常に誰かの犠牲の上に成り立つ物語で、身体を蝕まれても、大切な人を失っても、それでも平和な日常を手にすべく戦う。視聴者だけでなく作中キャラも、そういうものだと思ってしまっていた。美羽が自身を捧げようとしていても誰も止めなかったように。

そんなファフナーの世界に「いつまで同じことを繰り返す気なのさ…!」と総士は叫ぶ。こんなものは受け入れられないと、子供のようなワガママを。

ファフナーを象徴する一騎と直接ぶつかって超えていく第11話をもって、「幸せの為に必ずしも犠牲が必要ではない」という当たり前と言えば当たり前な、でも過酷な戦いを経験してきた島民達には無かった価値観を与えてくれるのは納得だった。強引さもあるけれど、過去に囚われない総士という純粋な存在が必要だったんだと思う。

惜しかったのは敵サイドに魅力が乏しく感じたところ。マリスの目的が美羽を同化させたくないというのもスケール小さいし、総士の言う通り「早く言え!」って感じなんだよな。あとこれは完全に自分が悪いんだけど、EXODUSから8年経過してる故にキャラとか設定とか色々と忘れてて、過去シリーズを活かした展開には感情移入しきれなかった。2期までは一気見したから問題なかったけど、用語とか多いのもあって時間経つと全然覚えてないなと…wikiとか見ながら見てたけどついていけない所あったのは残念。

何にせよ長く続いたシリーズがきっちり完結まで描かれるというのはそれでも素晴らしいことだと思う。制作陣の方々に祝福のあらんことを。

 

 

5. 好きな子がめがねを忘れた

 

いつも眼鏡を忘れてしまう天然女子・三重さんとちょっぴり奥手な中学生男子・小村くんが織り成すラブコメディ。

本作の魅力はまずメインヒロインの三重さん。ド近眼であるが故に距離感が近く、無自覚に小村くんを翻弄する天然っぷりが良い。そして物語が進むにつれて徐々に小村くんへの想いが強まっていくのがまた良くて、最初は無邪気にしてた言動に照れが混じっていくのは天然ヒロインならではの味でニヤニヤしてしまった。若山詩音ボイスも至高。

主人公の小村くんについては三重さんの一挙手一投足が気になって仕方ないTHE・思春期真っ盛りの中学生男子な思考回路が解像度高くて、中々にキモい(褒めてます)心の声には何度も笑わせてもらった。

ベースとなる眼鏡を忘れまくる設定は流石に無理があるんだけど、「ねーよwww」って感じでギャグとして観れたので特に問題なし。ずっと見えていなかった小村くんの表情を見て小村くんの気持ちに気付く9話など、見えないことを活かしたストーリー展開もあったりで巧かったと思う。

1話はクセのあるヌルヌル作画で若干とっつきにくい印象もあったんだけど、瑞々しくてどこかこそばゆい、中学生らしい恋愛模様が進展していく良質なラブコメだった。

 

 

6. AIの遺電子

 

AIが発展し、人工知能を有するヒューマノイドが同じ人間として総人口の1割として生活する未来でのドラマを描くSF作品。

本作の魅力はAIやヒューマノイドを軸にしたメッセージ性の強さで、記憶・感情・性格と言った人間らしい要素を意図的に弄ることが出来てしまうが故に葛藤が生まれ、「人間らしさとは何なのか?」を視聴者に提起してくるのが興味深い。例えば5話とかお気に入りで、難ありな性格だがその分ピアノに情熱をかけていた少年の性格を矯正した結果人間関係は良好になったが、どこか張り詰めたピアノの音色は昔と変わってしまうのとか考えさせられるテーマで好き。あと8話は個人的ベスト回で、リサの"ずっと友達"とか"恋してるサバちゃんが好き"という紛れもない本心が、サバちゃんの決して叶わぬ恋を強調してるのあまりにも切なくて涙が零れてしまった。辛くて消したくなる面倒臭い感情だけど、その面倒臭さこそが人間の魅力なのだと訴えかけてくるのがまた良い。

更に面白いのはAI文明を悪として描くのではなく、上手く共生していくようなエピソードも描かれる点。ChatGPTやAI画像生成etcと最近のAI技術の進歩は更に加速している印象で、本作のような世界がファンタジーでなくなる未来もそう遠くない気もする中、人類はどのように共にあるべきか?を問われるのは真に迫るものがあった。

惜しむらくは基本1話につき2本の短編という構成上、積み重ねからくるような劇的なドラマは無かったことかな。深さよりも種類(観点)を重視してるから当然だけど。あと主人公である須藤先生の母を巡る物語については全く解決せずに終わったのもちょい残念。ヒロインのリサはCV宮本侑芽も相まって可愛くてグッド。

SFでありながらどこか現実味を感じる不思議な作品でした。

 

 

7. るろうに剣心

 

古き良き名作漫画のリメイクシリーズ。自分は原作既読で旧アニメ未視聴。

自分にとってのるろ剣はオタクになり始めた頃に買って何度も繰り返し読んだ思い出深い作品で、今回のリメイクは楽しみにしていた。

展開どころか要所の台詞も覚えてるので全然目新しさは無いんだけど、何もかもが懐かしくて心が躍ってしまう。何ならもう喜兵衛が出てきた瞬間笑ってたし、vs刃衛とか鮮明に覚えてて台詞の答え合わせ的な楽しみ方をしてた。

原作に忠実に作られていてファンに優しいだけでなく、要所でアニオリを挟んでくれるのも嬉しいポイント。技名の無かった白刃取りが飛天御剣流唯一の徒手空拳技・龍咬閃になってるのカッコいいし、御庭番衆が確かな居場所になってた般若の回想シーンとか泣けるし、観柳がガトガト言いながらガトリング撃ってるの面白過ぎるし…というか観柳は演技が荒ぶりまくりで全ての台詞が笑えるwCV:真殿光昭さんGJ。薫殿も原作より更に可愛く感じるのはCV:高橋李依の力が大きいと思うし、声優はつくづく偉大だなと。

どこまでアニメ化してくれるのか知らないけど、少なくともvs志々雄まではやってくれると思うので今後も楽しみ。

 

 

8. 無職転生(2期)

 

エリスとの手酷い別れを経験して失意の底にいるルーデウスという重たい開幕で迎えた2ndシーズン。

泥沼編、学園編共に軸はED治療とふざけているようで、当のルーデウスにとっては真剣な悩み。最後まで見ると真摯に向き合い立(勃)ち直る物語だったんだなと。踏み込むのが怖かったけど勇気を出して気付いて貰えたシルフィの嬉しさや、今までのトラウマとは違う幸せな朝を迎えられたルーデウスの涙と、終盤はグッとくるポイントもあった。

ただ正直1クール使う程の内容だったかと言うと疑問で、学園編で出会ったケモ耳少女達やクリフ等の人物が少なくとも現時点で必要性が薄く、横道に逸れてると感じることが多かった。物語の核心に迫る9話のナナホシ回はワクワクしたし、もっとそっちの話も見たかったというのが本音。あとエリスがまだ忘れられていない自分としては、シルフィと結ばれるENDに「エリスは…?」と辛くなってしまった。逡巡とか一切無かったから余計にそう思う。2クール目で胸中語られるかもしれんが…。

いずれにせよ期間を空けての2クール目があるということで、そちらに期待したい。

 

 

9. わたしの幸せな結婚

 

継母達から虐げられて育った少女・美世が孤高のエリート軍人・清霞と出会う所から始まる、愛と異能が紡ぐ異色のシンデレラ・ストーリー。

本作の魅力はまず美麗な映像で、鮮やかで色彩豊かなアニメーションには思わずうっとりしてしまう。OPとか見てるだけでもクオリティの高さを感じられるし、全編通して作画も高水準で保たれてて一度も不満に思う瞬間が無かったのは凄い。それだけでも一見の価値があったと思う。

またメイン二人の関係性も見所で、とんでもなく自己肯定感が低かった美世が虐待にも屈せず自らの強い意志で清霞との道を選ぶようになっていったり、抱え込み過ぎずに時には頼るのも家族なのだと気付いたり…斎森家のどん底スタートからタイトル通り幸せな結婚への道を歩んでいくシンデレラストーリーだったなと。夫である清霞も美世への愛情が溢れていて見ているこちらも旦那様と呼びたくなるというか、ここまで想ってもらえる美世の幸せはこれ以上ないくらい伝わってきた。

ただその反動なのか、清霞が美世に惹かれる過程がもう少しゆっくりであって欲しかったように思う。冷酷男()から変わるの早過ぎて都合の良さを感じてしまったかな。

あと話題になりがちな異能についてはどちらかと言うと肯定派。違和感はあったけどちょっとシュールで笑えたりしたし、綺麗過ぎる物語にアクセントをつける為には必要な要素だったと思う。

そしてうざねること香耶は徹底された素晴らしい悪役っぷりかつオシオキのされっぷりまで完璧で前半の面白さを支えていた。あやねるにああいう意地悪いキャラを演じさせたら合い過ぎてて笑ってしまう。一方で終盤の薄刃の異能を巡る騒動では新の心変わりが急過ぎるように感じてちょっと残念。

万事解決でハッピーエンドと思いきや2期も決まったということで。何をやるのかなと言う気もするけど、また見ます。

 

 

10. アンデッドガール・マーダーファルス

 

怪物専門探偵<鳥籠使い>一行が不死の生首少女・鴉夜の失われた体を取り戻すべくヨーロッパを巡り事件を解決していく笑劇(ファルス)。

本作の魅力は軽妙な台詞回しで、鴉夜の体が無いことや不死であることを活かした掛け合いがセンス抜群。例えば"無駄骨を折ってる"なんて悪態をつかれると"あいにく体を痛めることはありませんが"みたいにサラりと返してくれるオシャレさが好き。探偵である鴉夜のCV:黒沢ともよがまたハマってて、流暢な推理パートは聞いてるだけでも耳が心地良かった。

なので自分としては掛け合いや推理が好きだったこともあり、逆に本作のもう一つの特徴である戦闘シーンに関してはあまり惹かれなかったかな。度々混戦が繰り広げられるんだけど、戦闘になると基本的に鴉夜は蚊帳の外になってしまうのが残念だった。戦闘作画がずば抜けてるとか戦い方が斬新とかそういうのも別に無かったしね。

とはいえキャラとしても不死の生首探偵という設定特盛な鴉夜だけでなく、生意気な軽口を叩く津軽と冷静で鴉夜様ファーストな静句含めたメイン三人衆のバランスが良く安定感あったので、基盤がしっかりしていたと思う。良作でした。

 

 

11. シャドウバースF(2期5k)

 

vsセブン・シャドウズがメインの5クール目。

一番の見所はミカドvsヒイロで、前作主人公のヒイロが本気ドラゴンではなくネメシスで戦うのも強者感あって良いし、弱さを切り捨ててきたミカドに対して破壊されたフォロワーを力に変える初期ネメシスのフィニッシャーであるサフィラが決めることで敗北を意味のあるものだと教えてくれるの完璧過ぎた。挿入歌・灯火も熱くて見た後はしばらく興奮冷めなかった。

他はスバルvsカグヤの兄弟対決かな。カグヤがずっと抱えていた本心を打ち明けるのはグッときたし、仮面を取って真正面からぶつかるスバルとシンクロするマスカレードゴーストシンシアでフィニッシュするのが熱かった。あとリョウガとデモニアのコンビが可愛くて好き。

まだまだドラマを見せてくれそうなので今後も楽しみです。

 

 

【総評】 

以上、計11作品となりました。


個人的段階別評価はこんな感じです(不等号含めて左右差あり)。


S(歴代上位) :MyGO
A+(クール最上位): 呪術 かのかり
A(クール上位) : ファフナー 好きめが > AIの遺電子 
B+(中の上) : るろ剣 無職 わた婚 アンファル
B(中) : シャドバF

 

割と適当かつ個人的な感覚なので参考程度に。

 

また評価の元となる各話点数表はこちら。

 

 

 

 

BEST回はMyGO7話「今日のライブが終わっても」。

物語の転機となる回で、唐突に始まってしまった思い出の春日影で否応なく壊れる対比脚本がエゲつないし(褒めてます)、祥子に感情移入すると涙無しでは見れない。

 

全体感としてはMyGOに出会えたのは大きな収穫であった一方で、ハマった作品数は少なく寂しいシーズンになってしまったかなと。視聴数としてはこれぐらいが丁度良いんだけどね。

 


感想は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

秋アニメは例の如く全く追えてないんだけど、TL見てると連休だろうが見切れないレベルで数がとんでもなく多いみたいで戦慄してる。いつも以上に皆さんの評判を頼りにしつつ追い付いていきたいと思います。

 

それではまた。