アニメ沼

沼の底からアニメの感想をお届けします。

2022年秋アニメ 総括感想

 



 

皆様、改めまして明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

 

遅まきながら今期も全て見終わったので感想をまとめていきたいと思います。
そこそこ分量あるので、時間がある時にでも読んでもらえると嬉しいです。
更に気軽にコメントとかもらえると跳ねて喜びますので良かったら。

 

それでは早速振り返っていきましょう。

※下の目次タイトルから各感想に飛べるので、見た作品だけでも読んで頂ければ。

 

 

【目次】

1.機動戦士ガンダム 水星の魔女

2.ぼっち・ざ・ろっく!

3.チェンソーマン

4.アキバ冥途戦争

5.僕のヒーローアカデミア(6期)

6.モブサイコ100(3期)

7.うちの師匠はしっぽがない

8.ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン(2クール目)

9.うる星やつら

10.Do It Yourself!! 

11.SPY×FAMILY(分割2クール目)

12.弱虫ペダル LIMIT BREAK(5期)

13.ヤマノススメ Next Summit(4期)

14.異世界おじさん

15.不滅のあなたへ(2期)

16.シャドウバースF(2期3クール目)

総評

 

 

 

1. 機動戦士ガンダム 水星の魔女

 

 

鉄血のオルフェンズ以来、5年振りとなる日5ガンダム復活ということで、個人的今期No1はこの作品となりました!

 

本作の魅力は良い意味でガンダムらしくないところで(※この感想は12話放送前に書いてます)、学園を主舞台としており、ことあるごとに子供達同士で決闘して物事を決めるというポップでキャッチ―な設定が特徴。作品の構想としても若者達にも楽しんでもらえるようなガンダムにする目標があるみたいなんだけど、狙い通り従来の"ガンダム=シリアスでハードな世界観"というイメージを塗り替えてくれたんじゃないかなと。第1話から女主人公・スレッタがメインヒロイン・ミオリネの花婿に迎え入れられるという衝撃的な展開で話題を掻っ攫っていったのは良い思い出。

ダブスタクソ親父、ロミジュリったら許さない、株式会社ガンダムなど、要所でパワーワードを生み出していくのも作品の強みで、日5というリアタイ視聴しやすい枠なのも相まってtwitterトレンドを占有することで更に注目を集めて人気を広げていくという現代のガンダムとしての在り方を魅せてくれたと思う。

 

また一方で従来のガンダムらしい一面もさらっと匂わせていくのもニクいポイントで、シリーズお馴染みの強化人間に始まり、エアリアルに隠された秘密や大人達の対立構造や地球人と宇宙人の抗争など、不穏な雰囲気を漂わせることで作品全体を引き締めてくれている。前日譚や公式小説で設定の深部をチラ見せすることで考察を捗らせ、ヘヴィーなファンの要望にも応えてくるんだからつくづく隙がないなと。

 

あとこの作品で好きなところは、大人達の思惑やしがらみに翻弄され抗う子供達。権力者である父に子供らしく反抗心を抱くグエルやミオリネは応援したくなるし、知らずの内に母の復讐のレールに乗っていくようなスレッタには良い意味でヒヤヒヤさせられる。他にも普段は飄々としているのにミオリネに純粋な恋心を抱き、上手く振る舞うことが出来ないシャディクなど、総じて未成熟な子供に焦点を置いた描きが魅力的。

そして何と言っても主役であるスレッタとミオリネの関係性が最高で、内気な少女らしくおどおどしてるスレッタを男勝りに叱咤するミオリネという普段の関係も勿論好きなんだけど、要所で強弱が入れ替わって花嫁を支える花婿の関係になるのがまたたまらない(11話は至高)。お互いが影響しあって成長していくのも見所。

 

とこんな感じで11話まででも充分楽しめていたんですが、12話がもう半端なくて、本作は戦争を描くガンダムシリーズなのだということを改めて突きつける怒涛の展開の連続で鳥肌立ちまくり。ラストシーンは勿論のこと、三者三様の形となった親と子の関係が今後どのように影響し合っていくのかも含め今後も目が離せない。2クール目は若干期間が空いて4月からなのが生殺し過ぎて辛いけど、楽しみに待ちたいと思います。

 

 

2. ぼっち・ざ・ろっく!

 

 

重度の陰キャ少女・ぼっちこと後藤ひとりがバンドメンバーのピンチヒッターとして声をかけられるところから物語は始まる。

 

本作の魅力は何と言っても主人公ぼっちの陰キャっぷり。

流れるようにゴミ箱の中に隠れたり、陽キャオーラにあてられて卒倒したり、かと思えば自分が褒められまくる妄想でデレデレに浮かれてみたり…ぼっち劇場と言わんばかりの感情のジェットコースターが可笑しくって仕方なかったwアニメーションとしても秀逸で、崩しまくったり、実写を挟んでみたりと遊び心満載&多種多様な方法で感情が表現されるもんだから輪をかけて面白くなってたし飽きが来なかった。

 

またぼっちは陰キャなだけじゃなくて、家でずっと練習していたギターの腕はピカイチな"ギターヒーロー"としての一面があり、それが遺憾なく発揮されるライブはどれも痺れた。"このまま終わらせたくない"と前向きになっていくぼっちの内面とも重なるようにスイッチが入って繰り出されるソロパートはどれも鳥肌もの!正にギターヒーローという活躍っぷりは見てて気持ち良かったし、そんなぼっちに虹夏も喜多ちゃんも憧れを抱いていて、お互いがお互いにとっての光であるような関係性も素敵で惹かれた。…え、リョウはって?後輩にたかる人はちょっと…

 

あとフルアルバムを出すだけあって、結束バンドとしての作中曲がどれもクオリティ高かったのはgood。個人的なお気に入りは「ギターと孤独と蒼い惑星」「なにが悪い」「星座になれたら」辺り。特に星座になれたらはベース&ギターリフがオシャレ過ぎて単純に曲が好きだし、歌詞もぼ喜多を表してるようで好き。

 

敢えて気になった点を挙げるとするなら、最終話は日常シーンで終わるよりもライブで決め切って欲しかったかな。いやまぁ日常シーンでも笑わせてもらったし好みの話だけだけど、前回からの期待値が爆上がりしてたから割とあっさりめにライブが終わったのは若干残念だった。

とはいえこの作品が2022年秋アニメのTOP格であることは疑いようがなく、毎週楽しませてもらいました。原作未読だから迂闊なこと言えないけど、おそらく素晴らしいアニメ化だったんだろうなというのは感じるし、2022年は改めてCloverWorksの年だった。

 

 

3. チェンソーマン

 

 

ジャンプの超人気漫画がアニメ化ということで、始まる前から話題性抜群だった本作。

 

本作の魅力はまず主人公・デンジのキャラクター。野性的で単純な思考をしており、胸揉みや美女と何でも出来る権利などの餌を与えると水を得た魚のように暴れ回る、良い意味で主人公っぽくないところが新鮮で見てて面白い。一方でその衝動はこれまで恵まれた生活をできておらず、普通の幸せを手にしたいというシンプルな願いからきている切なさを併せ持っているところにも惹かれる。

デンジ&パワーのネジ飛んだ馬鹿コンビだけでなく同チームであるアキくんがまた良いキャラしてて、家族を殺した銃の悪魔への復讐を目的に生きており、引き際だと忠告されても自分の身など一切顧みず引こうとしない。そんな復讐に狂う狂人のような描きでいながら、そもそも復讐心を抱くこと自体が狂人になり切れない、普通の人間の思考というのがグッとくるんだよな…デンジ&パワーがぶっ飛んでるから対比で尚更そう思う。生き残るのは頭のネジがぶっ飛んでる奴という台詞が作中にあったから、アキくんのことはずっとハラハラしながら見てた。感情移入しやすい良きキャラだと思う。

あと上司であるマキマさんのミステリアスで底知れない感じもたまらない。能力の一端を開示してからは恐ろしい人にしか見えなくなってるんだけどそれもまた魅力的。

 

他にはアキくんのモーニングルーティンとかに見られるように、アニメの特徴として写実的・映画的な映像作りを心掛けているみたいなんだけど、これに関しては新鮮には感じるけど作品として良くなっているかは正直分からなかった。作品のノイズになってるとは思わなかったから悪くはないという評価になるのかも。

戦闘シーンは1話のモッサリ感&引き多めでちょっと不安に思ったけど、以降はスピード感上がって良かったと思う。

 

物語としては銃の悪魔を捉えつつあるといったところで1クール目が終わってしまい続編の発表も無かったのでやや消化不良かな。まぁこの人気で続編無しは流石に有り得ないと思うので気長に待ちます。

 

 

4. アキバ冥途戦争

 

 

秋葉原で憧れのメイドとなった少女・なごみ。だがこの世界のメイドは即ちヤクザであり、各店舗では日々抗争が繰り広げられていた。萌えと抗争の狭間に落とされたなごみは悩みながらも自分自身のメイド道を突き進む…という話。

 

本作の魅力はぶっ飛んだ世界観で、メイド達は躊躇いなく銃をぶっ放すし、毎話のように人は死んでいく。1話ラストで軽快な特殊ED曲に合いの手を入れるように銃声と打撃音が鳴り響き、オタ芸しながら銃を乱射するところからして並の作品ではないと思ったものだけど、勢いのままに最後までぶっちぎってくれたかなと。カジノ・ボクシング・野球・忍者と多種多様なものに手を出すメイド達を見てると「メイドとは…?」と考えさせられる一方で、次第に「これもメイドかもしれないな…」と思い始めてしまう何でもアリなカオスっぷりが好きだった。

またそんなカオスな世界で唯一常識人な主人公・なごみの存在が視聴者に寄り添ってくれていて、歪な世界に困惑・葛藤しながらも立ち向かっていく姿は共感しやすかったのがグッド。最後まで不殺を貫き、暴力に屈せず嵐子との思い出の歌と共に"メイド"としてのパフォーマンスをやり遂げるなごみの姿には思わず涙腺が緩んでしまうほど…本当に良いキャラだった。

 

あと基本はコメディだけあってギャグが面白くて、店長がサラッと安定のカスだったり、どう見ても死んでるのに試合続けたり、遺影が何故か野球のユニフォーム姿だったり、生態系が崩れるとか細かい台詞回しもいちいちツボだったりで笑いまくり。バイオレンスな設定だけど間にネタを挟むのを忘れないお陰で終始楽しく見れたかなと。制作側も楽しんで作ってるだろうなというのが伝わってくるんだよね。

 

そしてやりたい放題やってるようで、人を殺してたメイド達は滅びる因果応報でキッチリ締めるという物語としても綺麗なオチで感心。後日譚までの過程がすっ飛ばされているというのはその通りだけど、因果応報の観点からするとなごみ以外のとんとことんメンバーも無事でいられるか怪しいし、それをそのまま描写しても気持ち良いものになるとは思えないから自分は肯定派。

他の作品と比べても異彩を放ち、刺激たっぷりで存分に掻き回してくれた怪作でした。

 

 

5. 僕のヒーローアカデミア(6期)

 

 

ヒーローvsヴィランの全面戦争がメインの6期1クール目。

本作はヒーローという眩しい存在を題材にしていながら対となるヴィランにも焦点を当てており、安易に勧善懲悪の物語にしないのが改めて素晴らしいなと。サブタイトルにあった通り、ヴィランも"One's Justice"として描いてくれるから感情移入してしまう。最期まで自身の正義を貫いたトゥワイスへ感謝を伝えるトガちゃんには泣いた…追い打ちかけてくる特殊EDも最高過ぎる。次話以降のトガちゃんもめっちゃ切ないんだよ…ヴィラン側の絆も描いてくれるのが本当に良い。

 

あとヴィラン頭領・死柄木の崩壊を伝播させて全てを破壊し尽くす圧倒的ラスボス感がたまらない。暴れ回る巨漢・ギガントマキアも合わさって絶望感が半端なくて中盤以降は常に緊張が漂っていた。そしそんな絶望にヒーロー達が総力戦で立ち向かうのがまた最高に熱くて、マキアにも背を見せないヤオモモ達、躊躇なく脚を切り落とすイレイザー、デクを助けるヒーローに成長したかっちゃん、死力を振り絞って戦うエンデヴァー等々、見所を挙げていくとキリがない。

 

終盤でヴィランからの問題提起によって正義が瓦解していく展開は絶望に次ぐ絶望で、そして何よりここまで蹂躙されてもなお死柄木を助けたいと心の叫びを汲み取るデクのヒーロー性にはグッときた。

この先も気になり過ぎるので、引き続き楽しませてもらいます。

 

 

6. モブサイコ100(3期)

 

 

シリーズの魅力については今更語る必要もないだろうということで、各章毎に簡単に感想を書くスタイルで。

 

・序章(1~3話)

モブ調子こき100%は爆笑したwビジュアルも然ることながら声までイケボになってるのがズルい。

 

・神樹(4~6話)

サイコヘルメット教の教祖としてエクボと対立する話で、徐々に住民達が洗脳されていく不気味さが緊張感あって良かった。モブとエクボがぶつかり合いながらもやっぱり友達で、お互いに優しいやり取りには涙腺が緩む。最高級の戦闘作画で贈られるエクボの死闘っぷりも含めて6話は見所満載でお気に入り。

 

・通信中(7,8話)

UFO呼びの結果が出ないことで思い出が壊れると不安になる部長に対して、本気でぶつかる部員達。そうやって皆で力を合わせて全力を出したその過程こそが貴重な青春の思い出となるという描きは凄く好みでグッときた。ただその後の宇宙人との触れ合いパートは世界観が違い過ぎるのと妙に尺が長いこともあってあまりツボに入らず。

 

・モブ(9~12話)

つぼみちゃん引越しの知らせを聞いて告白を決意するモブだが、車に轢かれたことをキッカケに暴走してしまう。そんなモブをテル(友人)→鈴木(かつての敵)→律(弟)→師匠(師)と様々な立場の人間が止めようとするんだけど、展開として単調気味であることに加えて、相手が自我を失ったモブである為に関わりが深くても対話の形式になっておらずやや盛り上がりにかけてしまった印象。青臭くも純粋なモブが主人公だからこそこちらも心を動かされるわけで、暴走中はモブがモブとして機能していなかったのが残念。

師匠の何もないという"告白"も良かったんだけど、その正体は2期7話で既にモブが認識していたのでこちらも若干パワー不足に感じた。とは言え賑やかで幸せな後日譚の雰囲気は大好きで、視聴後の感覚としては良好。

 

3期続いたシリーズもこれにて完結ですが、迫力満点の戦闘作画を筆頭に気合入ったアニメだったと思います。制作陣の皆様ありがとうございました。

 

 

7. うちの師匠はしっぽがない

 

 

人間を化かしたい豆狸・まめだが芸で人を化かす人気落語家・文狐に出会って弟子入りするところから始まる大正上方落語ファンタジー

 

本作の魅力はまず主人公・まめだのキャラクター。お馬鹿でお調子者なところはついつい笑ってしまうし、「泣かない」と言いながら涙をボロボロ流しつつ師匠の文狐を信じて真っ直ぐ努力する姿には惹かれるものがあり、応援したくなる主人公像が素敵。

また師匠である文狐がこれまた魅力的で、"芸は見て盗め" という古き良き教えだったり、"見せん下手くそより見せる下手くそ" "はじめの一歩は転んでなんぼ" "転ぶなら前のめり" 等から伺える失敗を否定せずに弟子を導く器量の広さだったり、これぞ師匠という立ち振る舞いに芯があって、この作品を支えていた。

そんな師匠を信じて弟子はついていくし、そんな弟子を師匠が信じる…二人の師弟関係がとにかく魅力だったかなと。

あと文狐師匠のそのまた師匠である文鳥から引き継がれていく大黒亭の物語も見所で、「俺の芸、お前で終わらせてくれ」という言葉を呪いの如く後ろ向きに捉えていた文狐が弟子のまめだの「全部師匠が教えてくれた」と告げられることでその真意に気付き、これからも大黒亭の魂は引き継がれていく…1クールでありながら非常に綺麗な纏まりで好印象。

 

作品の題材でもある落語に関しては、自分の教養不足なのか作中のお客さんの反応とシンクロ出来るところまではいかないことがしばしばあった。最終話の金のある方に倒れる警官の皮肉とかは同じように笑っちゃったんだけど、そういうのがもうちょっと欲しかったかも。Cパートで落語を解説してくれるのは親切で助かるんだけど、裏返すと本編視聴中は咀嚼しきれない部分が出てきてしまった感じ。

落語アニメの視聴歴でいうと昭和元禄落語心中ぐらいなもので(じょしらくはギャグアニメの為)、そっちは落語に没頭してた記憶あるんだけど何か違うんだろうか。

 

TLで序盤の感想見てて間違いなく自分が好きなタイプの作品だろうなと思って見たら期待に応えてくれて大満足でした。

 

 

8. ジョジョの奇妙な冒険Part6-ストーンオーシャン-(2クール目)

 

 

原作既読だけどほとんど話忘れてるから気持ち的には初見。

相変わらず奇抜なスタンドがてんこ盛りで発想力に脱帽。3つまでしか記憶できなくさせるスタンド:ジェイル・ハウス・ロックとかはアイデアそのものも面白いし、確かにこうなりそうという反応を徐倫達がしてくれるのが感心してしまう。自動追跡方法や攻撃手段すらも読めないヨーヨーマッとかもまさに"奇妙"なスタンドで刺激的。

あと2クール目で印象的なのはFFで、かつては生きているようで生きていなかったFFが思い出という名の知性で勇敢に闘い、徐倫と共に過ごした思い出こそが自身を形作っていたのだと、まるで人間のように消えゆくシーンは涙を禁じえなかった。

キャラで言うと2クール目から本格参戦したアナスイはお調子者なところが面白いし、かと思えば徐倫の為なら自分の命を投げ出すことを厭わない男らしさは本物でカッコいい。

残り1クールでブッチ神父との戦いも最終局面へ…最後まで見届けたいと思います。

 

 

9. うる星やつら

 

 

往年の名作漫画アニメ化シリーズ。原作未読で旧アニメも未視聴。

無類の女好きで恋多き男・あたると宇宙から舞い降りた"鬼っ娘"美少女・ラムを中心としたドタバタラブコメディ。

 

本作の魅力は多数の登場キャラが織り成すドタバタ感で、暗所&狭所恐怖症なお坊ちゃま・面堂やラムの幼馴染でぶりっ子のランちゃんなど、癖が強いキャラクターが続々と登場してくるから飽きなかった。キャラの増加に従って加速度的に上昇していく賑やかさはまさに"うるせぇ奴ら"といった感じで、ギャグのノリは年代的に昭和なところもありながらも楽しく見れた。

 

あともう一つの魅力はラブコメのラブの部分、あたるとラムの関係性。

普段はガールハントに勤しむ浮気性なあたるとそれに怒るラムという構図なんだけど、あたるが心の底ではラムに惹かれているのがたまらない。具体的にはラムの魅力に気付く5話と、ラムがいなくなってしまったと勘違いしてあたるが本音を漏らす10話がお気に入り。関係性が進展するのかと思ったらあたるが次話からまた他の女子に現を抜かすんだけど、もう照れ隠しにしか見えないというか。実はこの作品で一番可愛いのはあたるなんじゃないかと思い始めている(※私はホモではありません)。

勿論ヒロインのラムも魅力的で、見る前は勝手に破天荒に振り回すキャラのイメージがあったんだけど全然そんなことはなくて、一途で健気にあたるのことを想い続ける姿にはキュンとしてしまう。虎縞ビキニだけじゃなくて色んな服装が見れるのも地味に嬉しいポイント。

 

4クールあるとのことなのでここからどうなっていくかは分かりませんが、引き続き楽しみにしたいと思います。

 

 

10. Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ

 

 

タイトル通りDIYを題材にしたオリジナルアニメ。

好奇心旺盛だが不器用な主人公・結愛せるふが廃部寸前のDIY部部長・矢差暮礼に勧誘されるところから物語は始まる。

 

本作の魅力は雰囲気の良さで、使えるものを自由に組み合わせて作り、多少歪であったとしてもそれもまた味があって良いというDIYが持つ器の大きさからくる包容力というか、何でも受け入れてくれる心地良さがあった。主人公であるせるふも妄想癖持ちでDIY作業はからっきしというダメダメな人物像でありながら、無限の想像力を活かしてアイデア出しやイメージ図作製をしていく。人の短所ではなく長所に目を向ける作風が、この小物ならこう使えるというようなDIYが持つ魅力を体現していたのではないかなと。

 

ただこの優しい世界は諸刃の剣で、物語としての起伏が小さく視聴中の刺激がどうしても少ないように感じてしまった。そういう作品ではないことを重々承知の上で、困難に打ち克ったり、各キャラが成長したりといった展開がある方が個人的には好き。

 

他の見所としてはせるふの幼馴染・ぷりんが良いキャラしてた。せるふは手がかかるんだけどずっと世話を焼いていたくて、だから自分の手を離れてDIY部で輪を広げていくのが寂しくて…本当は一緒にDIYしたいのに素直になれずに嫉妬する姿は見てて微笑ましかった。終盤まで入部を引っ張ったから最後はぷりんの方から言ってもっと盛り上げて欲しかった感はあるけど、せるふと一緒に楽しそうにしてるのは見てるこっちも幸せな気持ちになれた。

また本作はBGMが素晴らしく、ほのぼのとした楽しい癒し空間を表現していたように思う。感覚的にはゆるキャンと似てたかな。

 

先述の物語の起伏の少なさから個人的な評価は伸び悩んだものの、世間的な評価が高いのは頷ける良作でした。

 

 

11. SPY×FAMILY(分割2クール目)

 

 

内容的には1クール目と特に変わらず。

未来が見える犬・ボンドが2クール目はレギュラーメンバーになるのかと思ったら全然出番無いし、デズモンドへの接触は最終話でようやく描かれたぐらいだったりと変化が小さかったので若干退屈に感じてしまった。特徴であるアーニャの言動にもある程度慣れて来て刺激が減ったのもあるし、爆弾事件や何でもありテニス選手権みたいな複数話に渡って続いたエピソードが間延びしてる感あった。

とは言え何だかんだで毎週欠かさず最速で見てたし(見やすいというのもあるが)、笑いどころはしっかりと散りばめられていたので楽しめた。お気に入りは23話で、新キャラのフィオナに嫉妬する酔いどれヨルさん、本音で感謝を述べるロイドのAパートに加え、ようやく出来た友人アーニャとベッキーの買い物を見守る使用人・マーサというBパートという心温まるエピソード2本立てという非常に満足度が高い回でした。

ラストで標的であるデズモンドへアプローチしていくところはワクワクしたし、人気的には続編もやってくれそうなので期待したい。

 

 

12. 弱虫ペダル LIMIT BREAK(5期)

 

 

インターハイ最終日というクライマックスで始まった5期。

死力を尽くしてチームを引っ張る青八木(その背中を見て涙を流す後輩・鏑木も熱い)や、自分には才能が無いと言いながらも根性で走り続けて因縁ある葦木場を制し山岳賞を勝ち取った手嶋と3年生組が熱いクールだった。チームを挙げた総力戦ということで、最終ゴールへ向かって皆で一丸となって走るのが敵味方関係なく燃える。

相変わらず回想が多く展開にモタつきがあったり、残り数十mになってから走り切るまで長過ぎるところとかは違和感あって気になるんだけど、シリーズがここまで続くとご愛敬といったところ。

後はかき回し役の御堂筋くんの影が薄かったのはちょっと残念。ここからまた出番があると思うので活躍に期待したい。

 

 

13. ヤマノススメ Next Summit(4期)

 

 

シリーズ初の30分枠になって帰って来た第4期。

といってもやることは大きく変わらず、魅力の一つである作画クオリティとかはまったく落ちないどころかむしろパワーアップしてるんじゃないかと思うぐらいなのは流石といったところ。

4期はあおいの成長により焦点が当てられていた印象で、山登りに限らず交友関係の拡がり等も描いてくれて感慨深いシーンが多かった。その集大成とも言える富士山へのリベンジは特に素晴らしく、悔しさと共に見たかつての日の出が確かな成長を噛み締める嬉しい日の出に変わる瞬間は胸に響くものがあった。そう感じるのはきっちりと厳しい挫折を描いていたからこそで、改めて可愛らしいキャラがキャッキャウフフしてるだけの作品じゃないなと。

今後も色んな経験をしてきっと成長していけると感じさせてくれるラストも余韻たっぷりで、これ以上ない締めだったように思う。良い作品でした。

 

 

14. 異世界おじさん

 

 

放送延期の連続でどこで感想書けばいいのやらといったところですが、残り1話なので秋アニメとしてカウント。

異世界へ行く…のではなく異世界から戻って来たおじさんという新しい切り口で興味を惹いてきた本作だが、魅力はおじさんの天然タラしっぷりと、翻弄される異世界ヒロインズ。エルフとかこてこてのツンデレなんだけど、シャナやルイズといった古代ツンデレヒロインにニヤニヤしていた頃を思い出して懐かしい気持ちになれるのが好き。労働拒絶するメイベルのダメっぷりと悠木碧のはっちゃけ演技もマッチしてて笑わせてもらった。

 

引っ掛かったところとして、おじさんが異世界にいた時の出来事を魔法で映像として見せることが多く、"異世界から帰ってきたおじさん"設定が活かし切れていないように感じたのは残念。たかふみ・藤宮さんの二人がツッコミ入れるスタイルも慣れてくると面白さが減っていくので、現代話の割合を増やして欲しかったかな。

あとは放送延期が無ければもうちょっと盛り上がってたと思うのでちょいと残念。

 

 

15. 不滅のあなたへ(2期)

 

 

1期がそんなにハマったわけじゃないんだけど、一風変わった設定や展開が何だかんだで気になるから見てる不思議な作品。

2期はボン王子が印象的で、民や部下に愛されているんだけど、慕われるのに足るだけの器量の広さや、決める時はバッチリ決める気概を見せてくれるのが良い。

キャラで言うと新たに行動を共にする土器人・エコも可愛らしいんだけど、この作品は割と容赦ないから不安でしかないんだよな…。

 

ストーリー面でいうとノッカーの目的が魂の解放であることが明かされますます対立が激化していきそうなのは先が気になる。戦闘面としてもフシが街レベルの巨大なものまで感覚野として広げて対抗するのはスケール感が大きくなりそうでこちらも楽しみ。

ただこの作品には正体不明のノッカーとの戦闘というよりは"不老不死であるフシを通じて見る人の生"が最も重要なテーマだと思っているので、メッセージ性の強い展開が欲しいところ。2期でフシが獲得した死者蘇生の能力は禁忌に触れるものでもあり、それで更に色々と話は動かせそうなので併せて期待したい。

 

 

16. シャドウバースF(2期3クール目)

 

 

懐かしのカードや、アプリと連動した最新カードの活躍っぷりが面白いのは変わらず。見てると武装ドラゴン使いたくなる。

主軸だったシャドバ部対抗戦はツバサvsセイラがお気に入りで、「私も皆の先輩ですから」と後輩から先輩へと成長した姿を見せるのが熱かった。あとはヒイロvsミカドでヒイロが大敗を喫するのが印象的。「敗北にも意味がある」と作中台詞でもあった通りに負けじと挑み続ける姿は今後の成長を期待させてくれて良き。1期主人公のヒイロは4クール通して一度も敗北しないのがかなり引っ掛かってたので、これは良い差別化。

まぁ正直3クール目一番の見所は水着回ですけどね!隙あらば最近トレンドの百合もぶっこんでくるし2期の制作陣は相当やり手だと思う。引き続き追いかけます。

 

 

【総評】 

以上、計16作品となりました。自分にしては珍しく多め。


個人的段階別評価はこんな感じです(気持ち左右差あり)。


S(歴代上位) :該当無し
A+(クール最上位): 水星の魔女 ぼざろ > チェンソーマン アキバ冥途戦争 ヒロアカ
A(クール上位) :モブサイコ しっぽな > ジョジョ うる星やつら
B+(中の上) :DIY SPY ヤマノススメ > 異世界おじさん 不滅
B(中) : > シャドバF

 

割と適当かつ個人的な感覚なので参考程度に。

 

また評価の元となる各話点数表はこちら。

 

 

 

BEST回は水星の魔女12話「逃げ出すよりも進むことを」でした。

衝撃展開の連続で画面に釘付けだったのでこれは文句無し。

 


感想は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

冬アニメはまだ追えてませんが、TL見てると異世界ものが多かったり、その他作品も目立ったものは少ない様子? 個人的に1~3月は仕事の方が忙しくなりそう(というか既になってる)ので皆さんの反応も参考にさせてもらって本数絞りつつ楽しみたいと思います。


それではまた。