アニメ沼

沼の底からアニメの感想をお届けします。

2022年冬アニメ 総括感想

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どうも、明太子です。

気付いたら1ヶ月近く呟いてなかったけど生きてます。…辛うじて。

4月に上司の異動があって職場環境が若干ハードに変わったんですが、まだそれに慣れずやや苦戦しております、頑張ります。

 

閑話休題

 

遅まきながら今期も全て見終わったので感想をまとめていきたいと思います。
そこそこ分量あるので、時間がある時にでも読んでもらえると嬉しいです。
更に気軽にコメントとかもらえると跳ねて喜びます。

 

それでは早速振り返っていきましょう。

※下の目次タイトルから各感想に飛べるので、見た作品だけでも読んで頂ければ。

 

 

【目次】

1.明日ちゃんのセーラー服

2.進撃の巨人 The Final Season(2クール目)

3.平家物語

4.ハコヅメ

5.ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(6部)

6.ダイの大冒険(6クール目)

7.時光代理人

8.からかい上手の高木さん(3期)

9.その着せ替え人形は恋をする

10.王様ランキング(2クール目)

11.鬼滅の刃 遊郭編

12.スローループ

総評

 

 

 

1. 明日ちゃんのセーラー服

 

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友達を沢山作る為、カッコよくなる為、学校で唯一セーラー服を身に纏う少女・明日小路の物語。今期のNo.1はこの作品となりました!

 

本作の魅力はまず眩しい程の青春の煌めきを描いていること。

明るく元気一杯な主人公・小路が同級生と仲を深めていくんだけど、持ち前の勢いで皆を引っ張ってくれるのが見てて気持ち良い。美麗なアニメーションも相まって、キラキラに輝く小路は本当に眩しかった。

セーラー服・また明日という言葉・友達と遊ぶ休日等々、小路にとっての瑞々しい初めてが物語に詰まっており、その高揚感を見事に描写してくれるお陰でこちらも想いを共有できたのが良かったかなと。

また個性豊かな級友との触れ合いは単純にそれだけでも楽しいし、自分に自信が持てなかった少女達が小路と関わり合うことで前向きになっていく姿は胸をうつものがあった。蛇森さん回は特にお気に入り。

 

この作品何が凄いって、どのキャラも魅力的で好きになっちゃうんだよね。

2話見た時はこんなにたくさんのクラスメイト覚えられないと思っていたのに、個々のEPを中心にしっかりと掘り下げてくれるから気付いたら全員好きになってた。

皆が集まり出すラスト4話ぐらいはもう何やっても面白い状態になってた感じ。

ちなみにお気に入りは兎原さん。マジでいい子過ぎて涙出る。

 

また一番の本筋である小路の物語としてもこれ以上ないくらい綺麗に締めてくれたのではないだろうか。

一度は弱気になったけれど、これはチャンスだと覚悟を決めてセーラー服を着たあの日から"胸張って笑顔"を貫いてきた小路。そんな小路に惹かれ、友達となった皆がかつて孤独だった体育館で集まる光景には涙が零れてしまった。あの回は小路の成長を喜ぶ先生の涙がまた涙腺にきちゃうんだよな…。

 

最終回も体育祭で一生懸命に頑張る皆の姿を見てると、素敵過ぎる青春の煌めきに何故だか涙が出そうになってしまって完全にはじまりのセツナ状態だった。

小路のダンス、江利花の演奏、体育祭の思い出、皆の応援…全てが重なり合うことで一層エモーショナルな仕上がりになっており、ボルテージの上がり方が半端なかった。

1話との対比が効いた着地や教室のシーンも美しく、何も言うことが無いぐらい満足。

最終話見終わったあと思わず拍手をしてしまったんだけど、それぐらい完璧だった。

 

聞くところによると全体通して結構アニメオリジナルの要素も多かったそうで。蛇森さん回が完全オリジナルとか嘘でしょ?って感じ。

アニメ制作陣の皆の個性を大事にする、スポットライトを当てたいという意志が強く感じられたし、かつそれが作品にマッチしていたと思う。

 

単EPが無かったクラスメイトへ更に焦点を当てるような2期を見たい気持ち半分、最高の終わり方をしてくれたから続編を求めるのは野暮という気持ち半分で複雑な心境なんだけど、とにもかくにも素晴らしい仕上がりを見せてくれた制作陣に最大級の感謝を。

 

 

 

2. 進撃の巨人 The Final Season(2クール目)

 

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説明不要の大人気長編シリーズ。

Finalになってから顕著になった、多種多様な勢力の思惑が交差する魅力は2クール目でも健在。決して交わらない個々の正義があって、争いあう人々が辛いのなんの…かつての仲間を殺さなければいけないコニーの悲痛な叫びとか胸が張り裂けそうだった。

ただそれぞれに幸せを願っているだけのはずなのに、どうしてこうなってしまうのかと思わずにはいられない。最終話の、言葉が通じない住民とでも美味い飯と酒だけで仲良く騒ぐシーンとか見てるとなんか泣きそうになっちゃうんだよな…何故他の人達ともこう出来ないのかと。

 

またもちろん主人公・エレンの動向も存分に楽しませてもらった。

"全てを駆逐する"と巨人を引き連れて進撃を続けるエレン。これまで共に戦ってきた仲間ですら変わってしまった、止めなければと思う程の凶行。だがエレンは何も変わっておらず、ただひたすらに仲間の幸せを願っていた。一瞬でも疑った自分をぶん殴りたくなるぐらい純粋過ぎて、そしてその願いが純粋であるからこそどうしたらいいんだと更に絶望感が押し寄せてくるのがたまらない。

無数の巨人が押し寄せる地鳴らしは絵面的にも迫力満点で大興奮!BGMがAttack on Titanなのも激熱だよね。

 

いやホントにこの先どうなるんだろう?原作未読だから全く予想つかずでワクワクが止まらない。Final Seasonと言いつつ決着は持ち越しになってしまったけど、最高のクオリティで届けてくれるだろうからいくらでも待つ。

 

 

 

3. 平家物語

 

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軍記・平家物語を原作とするアニメで、栄華を極めた平家の衰退が情趣豊かに描かれる。本作の魅力は滅びゆく者達の切なさと、それによってより強く光り輝いて見える人々の懸命さにあると思う。

 

主人公・びわは未来が視える目を持っており、平家が滅びることを先に知っている状態から物語は始まる。平家の人々と仲を深めていくびわだが、滅亡の未来を止めることは出来ず苦悩する。このびわという存在が本作の特徴で、"結末を知っていてもただ見守ることしか出来ない"という立場が我々視聴者と重なっており共感出来たのが素晴らしかった。

序盤のびわは絶望の未来を見ようとしないのだが、同じく滅びを予感している徳子や資盛達は目を背けずに力強く生きる。こういった対照的な描きが印象的で、「泥の中でも咲く花になりとうございます」と宣言する姿には心が震えた。

 

そして時代に翻弄され続け、懸命に抗いながら逃げ着いた先で自ら命を絶った維盛もまたこの時代を確かに生きた人間で、本作はこれを否定しない。「そなたのことも語ろうぞ」とびわは告げ、「…ならば、生きた甲斐もあるやもしれぬ」と維盛は返す。結末が変わった訳じゃないのにこんなにも救われた気持ちになるのは、びわという語り継ぐ存在がいるからこそ。

800年の時を経て語り継がれ『平家物語』という形で今もなお私達の中で維盛達は生きている、これこそがあらゆる人の生に意味はあるというメッセージに他ならないように自分は感じた。これ程までに壮大な救済の物語は中々お目にかかれない。

 

登場人物が名前も顔も似ててある程度馴染むまでややとっつきにくい印象はあったものの、滅びゆく平家の切なさ(≒人の感情)に焦点を当てた作風が好みだったので、日本史サッパリな自分でものめり込んで見ることが出来た。文句無し名作。

 

 

 

4. ハコヅメ

 

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辞職寸前の新人警察官・川合と元敏腕刑事・藤部長を中心に繰り広げられるお仕事コメディ。

本作の魅力は警察官という固い職業イメージとのギャップを上手く活かしているところで、業務の裏側にある警察官の日常あるある(?)と"警察官だって人間なんだよ"と言わんばかりの人間味溢れた言動の数々に思わず笑ってしまう。

特に主人公・川合の感情ダダ洩れでリアルな反応・独特なワードセンスには随分と笑わせてもらった。一層魅力的に感じたのは、冷めた反応や怨嗟の叫びを見事に演じ分けたCV:若山詩音の功績が大きかったと思う。

 

そして人間らしいところを包み隠さず見せてくれるからこそ、ここぞというところで見せるカッコいい理想の警察官像が痺れるぐらい刺さる。虚偽通報にも本気で対応して命を救う藤部長、無力さに苛まれながらも少しでも犠牲者を減らすのが俺達の仕事だと川合を励ます宮原部長、川合を颯爽と追い越して犯人確保へ向かう"背中で語る"源部長…油断すると涙が出そうになるぐらい皆カッコいい。

また自殺・交通事故といった重たい事件にも真摯に向き合っており、コメディを軸にしていながらも根底には町や人を守る警察官へのリスペクトがあったのが良かった。…まぁこの作品見て警察官になろうとは思わないけどね!ストレスと過労で絶対倒れる。

 

最後まで緩急のバランスを巧みに使い分け、安定して楽しませてくれた良作でした。

 

 

 

5. ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(6部)

 

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このシリーズに関してはもはや説明不要でしょう。

センス抜群な台詞回しや互いに一歩も譲らない駆け引き満載のスタンドバトルに血沸き肉躍る。声優陣も力強い熱演で盛り上げてくれてて、主人公・徐倫役のファイルーズあい氏は特に素晴らしかった。

BGMもいい仕事してて、得体の知れない敵や攻撃に対する不安・緊張感がより一層強まっていたと思う。そして反対に形勢逆転するシーンでは最高にアガる勝利BGMを添えてくれる…当たり前と言われればそうだけど、こういう丁寧な作りをしてくれるアニメは信用できる。

 

一応原作既読だけど流石にあんまり覚えてないから気持ち的には初見に近かったり。改めて見るとジョースターの血を確かに受け継いだ徐倫が魅力的で痺れる程カッコいい。

他部と比較すると仲間のキャラがやや弱く感じるけど、その辺はこれからだったかな?

 

続きは約半年後ということですが。引き続き追いかけていきたいと思います。

 

 

 

6. ダイの大冒険(6クール目)

 

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毎度のことで書くこと限られるので簡潔に。

6クール目で印象深いのは言わずもがな、vsハドラー戦。

誇り高き最高のライバルといっていい生き様に血が滾りまくり。そんなハドラーに忠誠を誓う親衛騎団の戦いっぷりも熱いし、ハドラーとの決死の闘いに応じるダイも激熱。

そして何より最期の散り際が泣かせるんだよな。「この素晴らしい男だけは生かしてくれ…!」と涙を流して神に祈る作中屈指の名シーンには思わず涙。ポップに次いで最初と最後で印象が全く異なるハドラーだけど、人気出るのも納得しかない。

 

あと原作既読だけどvsバーン様がどれくらいボリュームあったかはいまいち覚えてないんだよな。盛り上がり的にはvsハドラー戦が最高潮だったような気もするけど(これを超えるのは難しいが)、アニメはアニメなので引き続き楽しみ。

 

 

 

7. 時光代理人

 

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特殊な能力を持つトキ&ヒカルが写真の中(過去)に入って様々な依頼を解決していく…というストーリーで大枠としては所謂タイムリープもの。過去を変えることが出来ない辛さや変えてしまうことへの恐怖等、ジャンルのツボを手堅くおさえてくれていた印象。

 

本作の魅力は"写真に入って撮影者の意識にリンクする"という設定で、トキが他者の人生を追体験することでより一層ドラマチックな作りになっていた。未来を知らされずにヒカルの指示で動き、正義感が強く感情移入してしまうトキという視聴者と重なる存在がいてくれたお陰で、こちらも依頼者の人生に没入することが出来たように思う。

 

またもう一つ、毎話引きが良くて先が気になりまくりだった。相当意識して作られてたと思うのでこれには感心。過去改変危機や事件の転機など、EDのイントロも相まって毎回ゾクゾクさせられっぱなしでタイムサスペンスの名に恥じぬ吸引力だった。

 

全体ストーリーとしてもなかなか秀逸で、"過去を問うな、未来を聞くな"という写真に入る際のルールが、未来への希望の言葉に変わっていくのが素晴らしかった。

特に最終話、これまで様々な人の過去を経験したトキの"誰しも過去に変えたい悔いはあるけれど、変えることは出来ない。だが懸命に生きることで未来を変えることは出来る"という旨の言葉には説得力があって深く突き刺さった。挿入歌と共に各話の回想を流すのもバッチリ決まってて感動的。まぁウルウルきてたら最後に全部ひっくり返されて目玉飛び出たんですけど…後味悪過ぎてビビる。

幸いにも中国では2期が決まっているようなので、日本でもやってくれることに期待。

 

にしても中国で大人気の作品が日本に上陸…ということでしたが、日本のアニメと遜色ないクオリティの高さにビックリ。いつまでも日本だけの文化じゃないのかも。

 

 

 

8. からかい上手の高木さん 3期

 

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余裕を持ってからかう高木さんとぐぬぬ顔を見せる西片は安心安定の関係ではあるものの、3期ともなると流石にマンネリ感が出てしまうかも…と心配していたのだが杞憂だった。仲の良い二人で終わらず、その先に一歩踏み込もうとする二人を描いてくれた。

 

特に高木さんの描写がお気に入りで、嫉妬して意地悪をしてしまうという年頃の女の子らしい姿には身悶えしてしまった。いつも余裕たっぷりだった高木さんの中で恋心が大きくなり、自分を上手く制御しきれなくなってるそのギャップがたまらない。

からかいばかりしてるが故に素直に伝わらない気持ちについても、西片の反応を楽しみつつ気付いてもらえないことにもどかしさを覚えてたりするのかななんて思うとからかいシーンのニヤニヤ度が倍増して顔面グチャグチャになってた。

LINEメッセージを書いては消しを繰り返すシーン然りで、からかいだけでなくその裏側を見せてくれることで想像が何倍にも広がっていくのが本作の魅力だと思う。

 

また3期では西片も恋心を遂に自覚するという側面があり、悶々とする姿が可愛くてここでもニヤニヤ。決めるところでバッチリ決めてくれたのもポイント高い。文化祭での「(二人の)愛の奇跡」という咄嗟のアドリブ台詞だったり、「いつも手が冷たそうだったから」とプレゼントする手袋だったり、ずっと一緒にいたからこその行動にはグッときた。

 

そして最終回でようやく高木さんのからかいに隠された本当の気持ちに気付く…胸熱だよね。OP「まっすぐ」のサビ歌詞"私なりのカタチで想いを伝えてきた"とシンクロしてるのも素晴らしい。ストレートな告白ではなかったけど、息を切らしてまで追いかけて「会いたかった」だなんてもう実質告白だよ最高かよ。

 

という感じで存分に楽しませてもらった。

全体を通して積み重ねと変化、その両方の魅力が詰まっていたので3期が一番好き。

 

 

 

9. その着せ替え人形は恋をする

 

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今期を賑わせたCloverWorksアワーの一つで、雛人形の顔を作る頭師×コスプレ大好きギャルという異色の組み合わせで贈るラブコメ

 

本作の魅力は"好き"が溢れていること。

メインヒロイン・海夢が特にそうなんだけど、コスプレが大好き!コスプレ最高!と突き進んでいくのが見てて気持ちいい。「好きなことして楽しんでる人めっちゃ好き。なんかキラキラしてるじゃん?」という台詞があった通り、海夢自身がそれを体現していて、ことあるごとにテンション上がりまくりな海夢を見てるとこっちまで楽しくなってくるのが良い。

また本作の特徴としてシリアス展開がほぼ皆無。コスプレ仲間となる乾姉妹とも好きの輪が広がっていき、素敵な幸せ空間が形成される。とにかくストレスフリーな作風で、こういうのもありなんだなと。個人的には少しドロっとしてる方が好みなんだけど、ここまで突き抜けられると気持ち良さの方が勝つ感じ。

 

ブコメとしても見所ありで、五条くんの"綺麗"という特別な言葉に顔を真っ赤にする姿や、意識しだしてからは五条くんに対しても好き…いや"しゅき"が溢れてて存分にニヤニヤさせてもらった。好き過ぎて「だいすち…!」とか語彙力消滅してるの笑う。

ギャグも割と自分のツボを突いてくれることが多くて楽しく見れた。

 

少し引っ掛かった点としては五条くんと海夢の関係性で、五条くんが海夢に対してちょっと都合が良すぎる存在のように感じてしまった。というのもコスプレ衣装というのは結構な労力をかけて作るものだと思うんだけど、当たり前のように次から次へと作っていくのは違和感があった。一緒にいて楽しいし協力してあげたい気持ちが湧くのはわかるんだけど、五条くんは雛人形の頭師を目指しているはず。

雛人形以外のことをするのも良い経験というのは作中でも言われていてそれ自体は納得出来るが、肝心の雛人形を作るシーンがほとんど無かったから五条くんそれでいいのか?というモヤモヤがあった。雛人形の頭師というせっかくの珍しい設定が特に後半は活かされてなかったような気がしてそこが個人的にはマイナス。

 

とは言え先述の通り終始楽しく、心地良く見れたのは評価したいポイント。

人気的にも2期やってくれると思うのでその時は当然追いかけます。

 

 

 

10. 王様ランキング(2クール目)

 

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1クール目は文句無しの出来だったんですが、残念ながら2クール目は色々とパワーダウンしてしまったかなと。

 

まず戦闘シーン。作画自体はよく動いていたものの、やられてもヒーリングで全部治ってしまう展開が続いてしまったせいで緊張感が無くなり間延びしているように感じた。

またvsオーケンも不死身という要素を何度も見せてくるからテンポが悪くなってしまっていたように思う。過去を知ってからは不気味さが無くなり哀しさが増した故に、余計に見てるのが辛かった。

 

もう1点、ミランジョ・ボッスの物語が腑に落ちなかった。過去に酷い仕打ちを受けたから罪を犯しても赦す(≒仕方ない)というのは、負の連鎖を肯定的に描いてるようにも取れてそれでいいのかと。人間だから間違うなとは言わないが、取り返しのつかないことをしてしまっているのを前提として描いて欲しかった。

例えばドーマスもとんでもない過ちを犯したけど、大いに後悔し自身のその後の行動で償ったからこそ受け入れられたわけで。ミランジョは悔いていたものの、第三者であるダイダが赦すと言ったから赦すというのはちょっと違うんじゃないと。

あとミランジョだけじゃなくてボッスも相当酷いことしてるのに、こっちは悔いるどころか父親面してるのが違和感あった。ボッジと再会したらまずはすまなかったと泣いて詫びるぐらいのことしてるのでは?と。

 

ボッジの成長・カゲとの友情・ヒリングの愛情などの魅力は2クール目でも健在で、涙腺が緩むこともしばしばあった為全てがダメだというわけではないものの、2クール目のメインEPが上記の通りだったのでモヤモヤ感が拭えなかった。

期待値高かったので非常に残念。

 

 

 

11. 鬼滅の刃 遊郭

 

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今や社会現象となった鬼滅の刃、その続編ということで。

とにかく全てを戦闘作画で黙らせる圧倒的クオリティには平伏せざるを得ない…終盤の怒涛の戦闘ラッシュは完全に劇場版で、こんなの地上波で流しちゃっていいんですかという感じ。売れてるアニメは違うぜ。

炭治郎みたく戦闘シーンでも独白が多いのはテンポ悪くなってアニメには不向きだと思うんだけど、成立してるんだから恐ろしい。

にしても無限列車の煉獄さん然り、遊郭編の天元様然り、この作品は上に立つ柱がちゃんと強くてカッコいいのがいいね。ついていきたくなる。

 

また一歩間違えれば鬼の兄妹:妓夫太郎と堕姫のようになっていたかもしれないという敵方にも焦点を当てるストーリーが見所。妓夫太郎の純粋に妹を想う回想や、何度生まれ変わっても妓夫太郎の妹になるという双方向の確かな絆にはグッとくるものがあった。

 

ギャグは間延びしててテンポ悪かったり、入れるシーンが謎だったりで相変わらず自分好みではないんだけど、それを差し引いても光るものがあるなと。

今後も引き続き追いかけたいと思います。

 

 

 

12. スローループ

 

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3年前に父を亡くした釣り好き少女・ひよりが出会った少女・小春。釣りに興味を持ってくれた小春はまさかの母の再婚相手の娘で…という話。

 

本作の魅力は関わり合うことで拡がっていく関係性を丁寧に描いているところ。

家族を亡くし孤独と共にあった釣り・料理の輪が徐々に大きくなっていく温かさが好み。そんな幸せな風景を見てひより母が目尻に涙を浮かべるところとかこっちまでじんわりきてしまう。

他にも小春と出会って一緒に釣る楽しみを知ったひよりが躊躇う藍子ちゃんを誘ったり、踏み込めず何も出来なかったと思い込んでいた恋ちゃん(この描写が大人びてる普段とギャップあってまた良い)に感謝の言葉を伝えたり…徐々に距離を縮めていく描写が見所だったと思う。

 

またメイン題材にもなっている釣りに関しても、初心者の小春が奥深さを純粋に楽しみ少しずつ上達していく姿を見るのはこちらも楽しかった。程よく蘊蓄あったのも良い。

料理がどれも本当に美味しそうで地味に飯テロアニメでもあった。

 

あとキャラ、特に小春と恋ちゃんがお気に入りだったのでそれだけでも楽しめた。

元気一杯で感情表現豊かな小春は可愛いし、ちょっと変わったおかしな台詞がツボで大いに笑わせてもらった。恋ちゃん、いや恋ママは高校生とは思えない無限の包容力を感じさせるキャラで危うく何かに目覚めそうに。

 

大きな波こそ無かったものの、じんわりと心に沁み込んでくる良い作品でした。

 

 

 

【総評】 

以上、計12作品となりました。

個人的段階別評価はこんな感じです(気持ち左右差あり)。

 


S(歴代上位) :明日ちゃん 進撃F
A+(クール最上位):平家 > ハコヅメ ジョジョ6部 ダイ大 時光 高木さん3期
A(クール上位) :着せ恋 王様 鬼滅遊郭 スローループ
B+(中の上) :該当無し
B(中) :該当無し

 

 

並べてはみたものの、微妙になりそうなのはそもそも見てないのでどれも割と高評価。ルパンは1クール目見てたけど2クール目は視聴モチベ上がらなくて全く追えず。

 

また評価の元となる個人的な各話点数表はこちら。

ざっくり感覚でつけてるので作品内話数の相対的な好みぐらいに思って頂ければ。

 

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今期のMyベスト回は明日ちゃんのセーラー服 最終話『ひとりじゃないんだ』。

見終わった後の充足感が半端なかったので文句無し。

 

感想は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

ちなみに例の如く春アニメは手をつけれていません。アニメ垢を作ってからそろそろ1年経つけど、この時期はTL見てるといつも新規アニメで盛り上がってて寂しい気持ちになったり…皆さんもっと冬アニメの余韻に浸りませんか?

 

とは言いつつ、自分もGW上手く活用して春アニメ追いつきたいと思います。


それではまた。